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何故なら、現実世界では、ぼくの肉体は重く醜く不快に生々しかった。
似通って美しい女の子たちばかりのスクール。抱擁するMamの腕の温かさと拘束。そして、自分が人と直接的に触れ合う事もなく、清らかなまま、Mamと同じ産むための器官になると言う恐怖。それがぼくの所属する現実世界。
同級生のS──とのシンクロも、繰り返すUnderへのダイビングも。さみしさや、苦痛、恐怖を一時しのぎ以上に和らげる事は無く。
だから、ハーヴェイも。
元の肉体へと戻るのでは無いかと、期待する。
いつか何処かで、mement moriに侵されたのではない、ぼくの知らない彼と──逢ってみたい。
ぼくは現実の肉体なんて、大嫌いなんだ。
ニーナが言う様に飛べれば…すべては解決してしまうのかもしれない。
君はもう境界線を越えてしまった存在──みたいだから。
大嫌いなものが、唐突に拠り所や希望に思えて来るなんて可笑しいね。
[言って、backstreetに出て行くLutherとGilbertに視線。]
此処には、後どれくらい参加者が残ってるんだろう。
ID:Gilbert以外に誰か来るだろうか?
(見覚えがある、もう一人のPCは死んだのだろうか。)
僕が死ぬから必要ない?
そう言われても。僕は死ぬわけにはいかない。
「戦い続けなければいけない」。
[サーバー管理会社に拾われ、対ウイルス用に行動制御された彼には、「死」と言う概念はなかった。
破壊されても即座に復旧がなされ、さらには更新の度に記憶が消されていた為である。
(彼が攻撃回避を行うのは「損傷によって彼の仕事が阻害されない為」であって、けして破壊――死を恐れての事ではない。)
だが彼の中に混ざったクインジーの情報が、戦い続ける事、生きる事を望んだ。]
僕は死なない。それならいいだろう?
それとも君は、人間の言う「秘密」を持つのか?
僕の仕事はウイルスを破壊する事。
君はウイルスだから、破壊しに来た。
それと。「強い」君の情報が欲しい。
[左手を解す様に、軽く握って開く。光の球が走り、彼の左前方の地に当たると水柱が立った。
こうすれば使いやすいのか、と確認するように左手を見る。]
[左手からルーサーへ視線を戻し]
君のそれ、破壊以外の為にある訳じゃないだろう?
[ルーサーの上に浮かぶ、Twinsを指差して]
秘密。何か相手に知られては不都合な情報を、隠す行為。
見詰めていた。
建物の中。
人間?自律プログラムが2体。
聴覚信号。
memento mori。
[彼は知っている情報を、口から垂れ流す。]
「貴方は"memento mori"かしら?」
[記憶にあった聴覚信号を、再生する。]
ID:Audrey.H.。
Daemon。
人を攻撃しないウイルス。
――
[記憶を辿る様に。]
[彼は聴覚信号源が、建物の中から外へ、近づいて来るのを聞く。]
自律プログラム。
[――分析完了
人間]
人間か。
[それで終わる筈だった。
が、先ほど解凍した過去の情報が引っかかる。]
ID:Eugene。
参加者?
墓守 ユージーンが「時間を進める」を選択しました
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
情報が欲しい?
なるほど…貴方はanti viurs PGMという訳でもないらしい。
[パシャンと、
地に還る水柱のdate文字列に構う事はなく。
──Absolute A/B。
Twinsのoffense/defense両用可能は、それと通じるものがあったか。細かいdate解析をせねば、既に理解る事はもうなかっただろうが。]
──Aud....re..y。
Daemon──Audreyが保有する、そのPGMはウィルスではありません。分析能力に欠けていますね。
[Audreyの声で再生した声には答える事なく──
微笑みを浮かべた]
私の本質は、貴方に死を与える事を囁いています。
「何者にも死は及ぶ」
[待機に入る焔の弾は増えてゆく]
Eugene。
名前は識別にして、
神(製作者)より与えられたもの。
私達はHelpmeet──…意味は貴方達から与えられる。
私がLutherと名乗ったのは、Entryする為ですが──。
[それは何に?]
[ルーサーにその言葉をくり返された事で、はたと気付く。]
情報が欲しい?
[左手が疼いた。]
ああ。そうだ。
僕は情報が欲しい。
より強くより高度な情報が、欲しい。
僕は君が強い事を「知っている」。強いモノだと認識している。
それに君は「秘密」を持つ、高度なプログラムだ。
君の情報が、欲しい。
貴方がGeneであり、また、Eugene(よき生まれ)ならば、
−ことばよ、肉となりうまれよ。
[無表情に紡ぎ、そしてGilbertの方へ向き直った。
待機状態の焔は7つで留まりを]
──秘密?
何の事でしょうか。
[左手を、ゆらり。
ルーサーに向ける。]
「Deamonはウイルスではない」?
「分析能力が欠けている」?
そうだったな。
僕は前にも、その事を指摘された。
ID:Audreyに。
君はそれを、Deamonを知っているのか。
─Under/backstreet─
[acid rainに濡れる。
現実の雨に自分が濡れたのは何時の事だったろうか。随分と遠い処へ来てしまった様に感じる。
「話が終っていない」と言うLutherの言葉に困った様に首を傾け、「Entry name」「Handle name」と口の中で呟く。Gilbertの言葉にも耳を傾けている。自分が此処に居る事は兎も角、彼は何故、今此処に居るのか──。「秘密」と言う言葉に引っ掛かりを感じる。]
──…ID:Gilbert.
秘密を知って、どうするの。
プログラムは人間になりたいと思ったり──するのか?
[最後の言葉は、Luther、Gilbertの両方に対して発せられた疑問だった。]
[それは”無”であった。memento moriはherveyというデータを完全に汚染しつくし破壊した。だがその電脳化を最低限まで行わなかったgreigにとって、それはゲームキャラクターが死亡し、フリーズしてしまったままの状態とほとんど変わらなかった。
だが、この無というフリーズ状態から抜け出す方法は無い。それは広義において”死”と近似である。
思考を許されず、ただ時間という概念だけが流れていくだけ。それを体感する事も無く、ただこの空間にデータとして薄く広く漂うのみ。それはまるでエーテルのようだった]
Daemon.....「彼女」がもっていた。
[Lutherは、右拳を握り締めた]
........た....──..の..…に。
[暫しの硬直]
私達は、人間の手によってうまれました。
少なくとも私は、人間になりたいと思いません。
Eugene、貴方は、AIになりたいのですか?
[クルリ。
Angel of IgnisがEugeneへ振り向いた]
「何者にも死は及ぶ」。
「memento mori」?
君は、memento moriなのか?
[左手はまだ上げたままだ。]
[向けられた聴覚信号に視線を向けると、ユージーンの姿。]
「人間になりたいと思うか」?
[その質問に、かなり驚いたようだ。]
僕は。
分からない。
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