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─EmptyRoom (現実世界)─
[──其処は何も無い無菌の白い部屋。
光がやって来る。光がやって来る。
backup_dataが立ち上がり覚醒する瞬間、いつもぼくは後悔する。 凍り付く死の余韻、仮想世界での擬似的なの死の余韻。安全圏で怠惰に眠り続けていた僕の身体─…。眠り続けていたことへの罪悪感が、さらに身体のけだるさを助長する。
生身の身体は重く不格好だ。
仮想死の後必ず運び込まれるこの──現実世界の見慣れた部屋は、三次元に固定されており、当然の様に構成物質に重量感があり、それは酷く退屈で、ぼくの身体同様につまならないものだ。
ぼくは市民_Femaleとしては劣等のレッテルを貼られかねない不健康に痩せた手足を(規定量の栄養を摂取しない所為だ、それは当然の様に。)動かし、目蓋を開こうとして、どちらもまったく機能しない事に気が付いた──。]
文学少女 セシリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(文学少女 セシリアは村を出ました)
[電極をつなぎ、パスコードを打ち込めば、意識は電子の広大な海へとダイブ。
そりゃまぁ、俺のデッキは流石に最新型に反応速度じゃかなわねぇ。
だから、武器は先に用意しとくわけ。
必死で練習して慣れたんだぜ?
ダイブ中でもちゃんと指はショートカットを操れる。
ボタン一発でドカン!さ。それなら奴らより多少は早い。]
墓守 ユージーン が参加しました。
墓守 ユージーンは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
─EmptyRoom (現実世界/*Ceciliaが居た部屋と同一)─
_____Mam? .
....___Jack? .. . .
[ぼくは電脳世界に居る時の様に、唇を動かさず、脳内だけで言語を反芻してみる。
顳かみの辺りがジンと痺れる──感覚。
白かった見えない視界が真っ赤に染まる様な衝撃が来て、続いて聞き慣れた流暢な何時ものHDDのアナウンスの声が聞こえた。MamとJackが声を揃えて。二人ともお冠なのだ。
視界の無いぼくには見えないぼくの身体は海老反りになった──と後からJackが教えてくれた。]
[黒猫の姿で俺は駆ける。
スペックたりねぇから、表示はほとんどワイヤフレームのまま。
ま、勘と気合でなんとかなるっしょ。]
いっくぜーぃ!!
[黒猫は、マンホールに飛び込み、*下層へと*]
──J@懲りない子ども。スクール一の劣等生。
──M@何度繰り返せば気が済むって言うの。
──J@今度と言う今度はMamが許さないらしい。
──M@そう、許さない。許さない。
私があげた綺麗な紫色の髪を返しなさい。
可愛い女の子の身体を返しなさい。
──J@今更Mamだって、校則で禁止されてる危険なダイビング遊びを繰り返すななんて言わないわけだね。母の愛は美しい。
──M@あなたがあまりに不格好だから、特別に綺麗な夜明け色の髪をあげたのに、灰色になって帰って来た。(>五月蝿いこの虫けら、Jack!! ケツから首を突っ込んで死んじまいな。)ねえ、gene……、
──J@(>おお怖い。母の怒りはおそろしいねぇ。)……gene、君が口を聞けない理由は分かるだろう。仮想世界でのオイタがすぎて、生身の身体機能、脳機能が色々とイカれちまうところまで、君はイッたのさ。戻って来た君を、現実に戻そうとした途端、拾って来たプログラムが逆走して、君の身体は……、
[どこからともなく声だけが響く空っぽの部屋に、人1人の身体がギリギリ乗るミニマムな透明の台が一台。
その上にアナログな緑色の迷彩服を来た人体──で元はあったはずの襤褸襤褸の灰色の塊が1つ。衣服は幾千の刃に切り裂かれた様に毛羽立ち、隙間から衣服同様に裂けた皮膚、抉れて露出したあばら骨、赤黒い肉が見える。
目蓋は白く丈夫そうな糸で縫い付けられており、手足とおぼしきやせ細ったパーツは、透明な台の上に同じく透明な拘束布(分厚いサランラップの様に見えるだろう)厳重に押さえ付けられている。]
....... . 、Mam, ぼ く は 謝れない。
[geneが金属質なMamの声を遮ろうと。]
ぼくは元々、精神=肉体の回路が鋭敏な方だ。
今回のダイビングはとても…悦かったから、Jackなら悪質と呼ぶ、何かに引っ掛かった所為かもしれない。
...... . memento mori . . . . .には
──J@残念ながら君は【memento mori】には、引っ掛かってない。
──J@マゾヒスティックな君は寧ろ、闇から闇へと(実に陳腐な言い回しを使わせてもらおう)囁かれるmemento moriが何かを知りたいと、望んで死を持ってでも知りたいと言うんだろう。貧困層の子どもなら兎も角、劣等生とは言えスクールの生徒、Mamの子どもが暗い願望を持つのはあり得ないのだけど、自殺願望はタブーだから、マインドコントロールされてしまうか、ダストボックス行きのはずなんだが。
まあ君はMamに特別に溺愛されている…貴重なサンプルだから仕方が無いとは言え[ブツブツと音声に雑音が混じる。生身らしさを表現するかの様に]
──Mundane/orbit (現実世界/軌道) ──
『――それでは、拙は之にて。』
[深々と辞儀をし、伝令の姿は消滅した。
投げられた封筒が着地すると共に、空間を切り取ってレーザー表示のディスプレイが出現する。その方形を浮き立たせるように、室内は薄暮の色に包まれていった]
>>#12>>#13>>#14
[青白い光の中から道化師が一人、歩み出てくる。
全身が現れると同時にディスプレイは消失、その姿だけが闇の中に浮かび上がった。よどみなく紡がれる口上を聞き流し、少女は寝台に腰掛けた]
……あなたが私の居る理由?
[道化は彼女の呟きに答えることなく誘いの言葉を謳い続ける。大仰な一礼を残して消えた後には、紅い珠のアイコンが浮かんでいた]
……そうよね。
……でなければ、この部屋に届く筈もないものね。
[呟きに自答で返し、静かに歩み寄って手を伸ばす。
執事のドロイドはただ見守るかのように、身動きもしない。
外部データの侵入に対応して感知防壁が瞬時に識別と検索、無害性を確認して脳内クラスタに展開。定められた使用領域(フィールド)と交戦規定(RoE)を理解する]
……といっても、無きに等しい、ということだけれど。
……何時ものように、ね。
[室内の照明が回復し、最前までの有様を空間は取り戻す。
少女の口元には愉しげな笑み。
夜会か旅行にでも出かける前のような、愉しげな*微笑み*]
──M@【【memento mori】】
………………………………………………………
………………………………………………………
………………………………………………………
本気で死にたいのなら、私が殺してあげましょう。私の可愛い女の子。UnderWorldに行くのはもう止めて。
──M@お黙りなさい。
──J@Ceciliaの身体は罰として取り上げられる。かわりに劣等ラベリングをダブルで貰った元の身体でこのまま拘束されたまま、box内で別のプラグをさして、更生プログラムに接続される。…わかるね?
──M@駄目な子。私のスクールにあなたみたいに醜くて、あなたみたいに危険思想を持って、私に逆らう様な子は居ない。清潔な子どもはmemento moriについてなんて知ろうとしない。
──J@学校に復帰したら憐れみの目で見られるだろう。なにせ、その今使用中の身体を君が破棄する事になった時のままの、襤褸襤褸の姿だからね。
[MとJの声がやがて消えて行き、一筋の光と共に冷気がgeneの身体に吹き付けた。細いレインボーカラーの光は、彼女と呼ぶには随分と醜くガリガリに痩せた灰色の塊の、乳房が元はあったのであろう抉れた部分に当たる。]
──M@奇麗なのは胸の形だけ…。
[胸元だけを復元して光はMamの声と共に掻き消えた。]
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