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[Eugeneの嘆きを耳にし、首を振る。空中に静止したままの少女の背中には、黒い一対の翼。ふわりとはためいた]
Eugene、それは違うのよ。
Harveyは死んだ、けれど――消滅したわけじゃ、ないわ。
[言葉を切る]
[――付与された情報の最適化が終了しました]
[気が付けば、彼の右脇腹は静かになっていた。
どうやらクインジーの残した球体の情報の一部が、
彼の脇腹として使われたらしい。
苦もなく立ち上がる。]
[彼は今までになかった、今し方得たばかりのプログラムを試そうと走らせる。
と、指先に、情報が殺到する。
ちりちりとした感覚を得、慌てて左手を前に突き出した。
指先から、小さな光の球体が5つ。
まっすぐに彼の前方へと駆け抜ける。
遠くで何かにぶつかったのか、小さな爆発音がした。]
[左手を見詰め、開閉する。
光の球体が発射された後は通常の状態に戻るようだ。
それを確認すると、彼は辺りを見回した。
ここは――]
―under/gate―
[この光は何なのか、見える事と腕輪の機能に関係があるのか、装備を手に入れた時一緒に居た同級生に聞きたかった。しかし既にQueen_Pallasの装備は無い。
──…瞬きの間に青い光は消えた。]
["Without target :Audrey"
"Audreyを破壊した
memento mori保持者であるherver"
準製作者への行使の禁止。
準製作者破壊を行ったmemento moriへの行使。
二重に或いは複雑になった本質へ、ジレンマと負荷をかける、二つの出来事がclearされた為に、Lutherは落ち着きを取り戻している]
[闇が急速に遠のいていく]
[感覚が浮遊、或いは、落下]
──SYSTEM:Reload from backup was completed.
[再生の終了を知らせる文字列が明滅している]
["肉体"が重みを増し、"現実感"を伴っていく]
[浮遊していた意識はそれを嫌うが、抗う術は無く]
──SYSTEM:Area transfer -41AB6CE6B8AE
[システムの文字列は無機質に明滅を繰り返す]
[視界が白く染まり]
──SYSTEM:ID "Audrey.H." continues a game.
[半ば強制的に、彼女は"Nowhere"から掻き消えた]
[少女の唇を通じて答える声は、今までとは異なった女性のものだった。それでもどこか似た声質が違和感よりも成熟した印象を与える]
Luther――いえ、錬金術師(Alchemist)。
あなたも同じ地点に辿りついたのかしら。魂の不滅、不死の存在を否定するように【Inc.】を離れ裏切ったあなたが?
私の事ははっきりと覚えているでしょう、Liz――Elizabethよ。
Liz――Elizabeth…?
[睛を瞬かせる。
記憶(メモリー)を辿る]
【Inc.】……【Immortality, Inc.】?
[「覚えているでしょう」
その言葉に眉根を顰める]
[Eugeneに視線を戻し、答えた]
ええ。けれど、地上の方々はそんな事も忘れてしまったのかしら。遠い昔から語られてきた事なのに。仮初めとはいえ不死が実現した事の対価、なのかしらね……。
彼の魂が向かったのは――“世界の記憶”、よ。
私たちは星幽界(Astral)と呼んでいるけれど。
私の製作者と貴方が知り合いなのですか?
Entry Name:Nina。
それとも、今の名乗った名前を呼んだ方が──?
[Lutherは訊ねた。
Audreyが製作者を知っていた時のような、表情の豊かさや驚きのある疑問の声はない。]
─Under/amusement park─
[目を開くと、回転木馬が目に入った]
[いつか来た、朽ち果てた"遊園地"]
[今は、誰もいないその場所]
昔は、ここも楽しい場所、だったんだけどな。
[木馬の一つに触れ、腰掛ける]
[朽ちた木馬はぎしりと軋み、彼女を背に乗せる]
──再生したはいいけど、どうしようかしら?
[開いたままのBOXを眺め、試しにコマンドを打ち込む]
──COMMAND>memento mori Checking PGM
──ERROR:memento mori Checking PGM is an invalid program.
[帰ってきたエラーに溜息]
もう使えない、か。
それとももう必要が無いのかしら?
どちらにせよ、使えないPGMは要らないわ。
[躊躇い無くチェックPGMに充てていたスロットを開放]
──さて、どうしようかな、本当に。
[一度"死"んだ彼女が持つ力は皆無に等しい]
[彼女は木馬の背から遠い天蓋を*見上げた*]
[ぐるりと辺りを見回す。
暫く探知システムを起動していたが、どうやら近くには自律プログラムは居ないようだ。
サーバー復旧の波に飲み込まれたのだろうか。
さらに広域へ――
――時間は掛かったが、3体。
右手に短刀を、左手に光を。
まだ完全に扱いきれないプログラムは、
むしろ行動を制限した方が良いだろう。
そう判断すると、反応があった場所へ向かう。]
[Herveyの残骸の傍でしゃがみ込む。そして首を振る。]
そう言えば、感染しているかもしれないから、近寄るなと言ったね。今からぼくがする事を知ったら怒るだろうか。
いや、それ以前に気味が悪いかもしれない。
でも、他に思い付かないんだ。
[Herveyの失われた右腕の傷口を掴む。
そのまま、右手の指をドリルにして、無造作に握り腕を千切り取る。]
…あぁ。
memento moriの手に依って最終的に破壊されたので無くとも、ハーヴェイは既に感染していたのだから──。
[千切り取ったハーヴェイの断片を目の高さまで持ち上げ、眉根をよせたまま気怠げに頬笑むと、其れをそのまま口に含み、咀嚼した。]
突然こんな話をしても、理解できないかもしれないわね。
そう……自己紹介をしなくてはならないかしら。
私の名はElizabeth。社会的な立場は【Immortal,Inc.】の会長という事になるけれど、それは今は関係無いわ。
ただ、そこのLutherの生みの親――Alchemistとは古い因縁がある、ということ。
もう一人居たけれど……彼女は亡くなってしまったようね。互いに毛嫌いしていた関係だから、お悔やみは無用よ。
[どこか清々した、といった口ぶりで微笑んだ。今までにはない妖婦の表情]
[Lutherの問いかけに答える]
私は――Nina、で良いわよ。彼女が混乱してもいけないし、それに重要なのは私じゃなくこの娘――娘たち、なのだから。
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