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[ちらりとブースの中を覗く]
何か調べ物?
何かまでは詮索しないけど。
あたしとしては、今メガロポリスで起こってる状況を、誰が起こしたのかを知りたい。
それには、この地図に映ってる光点、つまり、メガロポリスで動いてる人、の情報を集めるのがいいかなって思ったの。
だから、ここまで来たんだけど。
あれ?
[ステラがやってこない、と辺りを見回す]
―― 現実世界/北部 ... 航空局 ――
[モーガンの烈火の如き怒声に]
<<
あらあら、高血圧が進んじゃったかしら?
それにしても、お達者なのも困り者ね。
>>
【アレには、物理的な攻撃はダメ、ね ... 】
[オードリーは、2発目の準備の手を止めた。]
>>
あなたみたいな人を井の中の蛙って言うのよ。
田舎町の大黒柱さん。きょうは寒さに凍えてお眠りなさいな。
<<
[オードリーは、外套にを包むと、姿を消した ...]
いけないッ
塔に、──行かなくては。
メガロポリスにかりそめの死をもたらした者が──破壊されてしまうかもしれない。
[オーキッドパープルの髪が、強く輝く。
セシリアは、衝撃強化ブーツを履いた脚、全速力で電波塔へ駆け出して行く──]
この場だけじゃなくて、GAME自体から身を引いて欲しいんですけどね──。
[背中には冷汗][勝てるとは思っていない]
けど止めなくちゃ──デバイスを使えなくしちゃえば──生身は別に──
[CUBEを呼び出す][組み合わせに乏しいのが難点]
[赤・赤・赤・緑]
遠慮はしませんからね?
[炎で出来た"矢"][あくまでデータ上での存在]
[内部は無限のforループ]
[リソースを少しずつ削り落としていく]
[対象は銀のタクト]
[指揮者の戦い方は知らない。]
[Kotの其れも。]
【 音域拡張/二重音 】
[二つまでの音を選べるようにと、剣を構えたままに内部調整。]
[選ぶべきは防御/低音のC と 攻撃/高音のG]
[現実では効果は及ばない。現実では、光の剣のみ。]
――南部/電脳街"BruteForce"
人だけじゃないと思うけど。
さっき一緒にここまで来た人は、AIみたいだし。
他にもAIでも映ってるし。
[ケネスの問いにはどこか中を見て目線は上に]
そう。下層から。手紙が届いて、ね。
あなたも、手紙持ってるでしょ? 地図になるやつ。
[そう言ってフィルムをひらひらとさせた]
[電波塔の建物が崩壊するするような大事故が起きても、崩壊後のメガロポリスは静かだ。あらゆる防災設備、水脈のある位置から、水が降り注ぎ──炎を沈下して行く。
セシリアは散水の雨の中、目元にはあの黒いシールド、白いボディスーツ姿で、粉塵の混じった灰色の水滴を弾きながら、現場へ向かって行く。]
あれは──…一体、 な
メガロポリスを支える柱──なの か?
[雨に妨害される視界の中、天高く聳え立つ──樹のような柱が見える。]
―― South/Webcafe"BruteForce" ――
そうか。ならいいんだ。
[メイが尋ねた言葉に軽く肩を竦めた]
ん? ああ。
【ID:07】に登録されてるのが俺だな。
"mortal"――その辺のどこにでもいる、下らない“ヤツ”が俺さ。
―――call φ(ファイ)
≪温温温乾.性質はIgnis.≫
可愛い弟子が向かってくるのだから、手加減しよう。
φを破りたまえ。同系統のPGMだ。
[パイプを取りだし双眸を伏せる]
――そう、それより。情報を集めてるってんなら、まさしくソイツが俺の仕事(ビジネス)だな。
“ゴミ屑の城(junk castle)”には必ず
“回収屋(Scavenger)”が居るものさ。
今もちょうど、――お、来たな。
[そう言う間に、スピーカからドアチャイムに似た効果音。続いて無線リンクが問いかけてきた]
≪――マスター。処理終了したみたいですけど。電送した方が良いですか?≫
[ケネスが言いかけた言葉に、首を傾げる]
07……。
[持っていた地図の光点をポイントすると、番号とIDが現れる]
ふーん、なるほどなるほど。
地図を実際つついてみると番号出るんだ。
Utopiaでつついたことはあったけど。あれはこれを投影してただけだから、だったのかな。
[顔を上げケネスを見ると]
下らないやつなんていない。って。あたしを拾ってくれたばー様が言ってたけどね。
── 現実世界<Mundane>/中央部・電波塔付近 ──
光点はあの柱の中にある。
──中に入り込んでさえしまえば、
[セシリアは宇宙樹のごとき柱の近く──残存していた地下道から、内部へ向かう通路を見つけた。崩壊せずに残っていた特殊貨物運搬用のオートコンテナを利用して、内部へ潜り込む事に成功した。]
──電波塔付近 →内部──
[セシリアが足を踏み入れた電波塔の奥に隠されていた場所。柱の内部は、空の帝王の突撃の前となんら変化は無いようだった──。]
[ちょっと待った、とメイを手で制して、メイン画面に向き直る]
いや、構わない。そのまま結果報告してくれれば。
こちらさんにも俺の仕事ぶりを見といて貰う必要がありそうだからな。
『――わかりました。ええと、ですね。結果から言います。
【ID:03/"黒(Kali)"】negative。"anti-Hypnos"は発見されませんでした』
――なん……だと?
ふーん、つまり、ただで情報を渡す気はないってこと?
情報屋としてはそれが正しい姿、なのかもね。
あたしは新たな情報じゃなくて、光点に当たる人物像を知りたくてここに来たんだけど。
この状況を作り出したのが、光点の中に含まれてるか含まれてないのか、どちらにしても。
光点を消して行ってる人がいるみたいだから、それが誰なのか探る為に。
―現実世界/中央部電波塔跡柱の間―
[4体のミイラに囲まれて、脳が柱の中に浮かんでいる。]
【何者かが、私自身のところへ向かっている…。】
[ぼうっと浮かび上がるように、柱に向けて
光が注がれる。暗闇にぽっかり浮かぶ脳。]
≪”輪廻”の世界へようこそ≫
[対象変更──Ignis.]
やっぱり御大自らってわけにはいかないんですね。
あんまりさぼっているとすぐに老化しちゃいますよ?
[言うと同時、"火矢"を放つ]
[Cubeの三面][赤・赤・赤・青][性質変化]
[矢の炎は氷へ転じる]
── 現実世界<Mundane>/中央部・電波塔(柱の間) ──
[ブーツの踵を響かせて──その場所にたどり着く。]
[暗闇の中、人間の脳だけが──ぽかり、浮かんでいる。
セシリアは、モーガンが埋め込まれた柱のすぐ近くまで来ると、光点をクリックした時に表示されたIDを読み上げ──、]
輪廻<リインカーネーション>
はじめまして──
貴方が、この都市へ真実の終焉を齎さんとするもの ですか?
[目元を覆ったシールドの奥で、瞬き。]
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