スタッフのバイトについて、メイは昨晩呼び出されていました。入った小さな部屋には、事務机に男が一人。窓辺に立つアーヴァイン。雰囲気はいかにもで。
アーヴ「こんばんは。」
メイ「こんばんはーって、アーヴさんみたいな著名人がなぜ一バイトを呼び出すのですか?」
普通に疑問である。
アーヴ「うむ、君も知っているかもしれない。
武闘大会に向けてドーピングを斡旋するもの、
使うものがいる、という噂だ。」
メイ「しりません。」
アーヴ「……。」
メイ「……。」
アーヴ「ま、そういう噂が流れているのだよ。そこでだ。」