>>1595[懐より黒塗りの杯を出して、注がれる酒を受ける。][くい、と一息に干して、薄く笑ったまま問いには答えず。]>>1598[隣の万次郎の顔、ちらりと見て、]…うむ。悩んで居っても仕様がないと悟ったまでよ。なるようになろう、とな。[くく、と笑ってまた酒を干した。]