また難しいことを訊くのね?
[相変わらずネリーの意図は読めないが、彼女問いには誠実に答えねばならないと思う]
ま、確かにそうね。残される者の寿命は最大値がもう決まってることだしね。
……それを踏まえての『絶望』ってことかしら。
[うーん、と指を顎に軽く当て、上空を見つめ思案顔]
喜劇。かしらね。
みんないつかは死ぬもの。それの期日が明確になったからといって、いまさら何を足掻くの?
そして、そんな悲劇的な中で頼るものもないほど、あなたは何をしていたの?
どういう生き方をしてきたの?
そんなものを感じるなら、決定的に死ぬ瞬間まで如何したいか考えるほうが建設的よ。
こんな感じで答えになる?