ほら、本当の家族がどんなもんかはともかく、俺らって割と小さい頃からずっと一緒だろ。
色んな思い出共有して、今更恋ってやつのときめきもあったもんじゃねぇっつうか、そんな暇無いってか、ダチとサボったり遊んだりしてる方が楽しいというか…
だいたい成就するかもわからんだろ。相手も勝手に決められて、いつの間にか宛がわれそうでもあるし。
でも俺も外の世界の奴並に…少しだけ年上の女教官に、何かそれっぽいもの抱けそうだったわけ。
それっておかしくないよな、別に。大人の目から見ても微笑ましく応援とかされちゃう系統の感情だよな?
[それから顔を上げて誰かへ聞かせたい言葉を、当人の目ではなく、わざとらしいまでにコーネリアスの目を見つめながら続けている]
だけどな、多分50くらいいっちまうんじゃないかっていう爺がさァ、そんな切ない若者を応援するどころか…
[ナサニエルはヒューバートの正しい年齢を知らない]
20やそこらの女の子に、抱き、打ち明け、迫る恋心ってどうよ。
もうすぐ20代になる男ならともかく…親子ほど歳が離れた男がだぜ?……変態だよな。
[肯定を求めている。激しく肯定を求める目をしている]