>>714[必ず、探すから――輪廻超えまた会おう。届く声、もはや姿なくとも墨の男微笑んで][煤は桜の花弁と霧攫う風乗り遠く彼方。社過ぎ人の村越え、かつて棲む山越えて、やがて海まで運ばれてゆくのか][桜咲く山の奥深く、ひっそり佇むあばら家縁側に差し込むは日向の陽光。はらりひらり、舞い散る花びら影落つる。主帰らぬそこは、やがて伸びる緑に覆われ*還るだろう*]