>>710[散り逝くとも、季節巡りてまた花を咲かせるのなら]必ず、必ず――青司を探すから……探してみせるから……輪廻を超えて、また会おうぞ。[微かに触れた口付け――最後まで身体を抱く腕][全てが風に乗って消えようと]また――逢おう。[笑顔で送り] [再開の別れを告げる]――……狐の結界解けた今、妾の魂もじきに消える。寂しいなどとは言うまいて。出会うために、消えるのじゃから。[刻が動けば緋の眼の女も] [霞み霞んで霧へと] [少し遅れて*風が攫う*]