ようやく、私を見てくれた。[ほっとしたように笑みを浮かべ、じっとソフィーを見つめる。熱っぽい視線で]ええ、他人にこんな我侭な望みを持ったことなんかないのに...。貴方にだけはどうしてだか、欲張りで、我侭になってしまう自分がいます。不思議ですね。貴方の望むとおりにしたいと思っているのに、俺を嫌う自由だけは貴方には認められない...。貴方にだけだ...。