>>483
[慌てて振り向けば、コーネリアスが居て。
彼の言葉に瞳を丸くして、頭に乗せられたそれを手に取れば、愛らしいレースのついた、ひらひらとした麦わら帽子。
真っ白なそれには同じく真っ白な花の刺繍が施され、まるで少女の纏うワンピースと揃いであつらえられた様で、感嘆の溜息が零れる]
まぁ…可愛い………
[うっとりと瞳を眇めて帽子を眺め、遠慮がちに頭へと乗せる。ぴぴっと撥ねそうになる猫耳をなんとか収め、コーネリアスを見上げ]
ありがとうございますわ。……似合いまして?
[少しだけ躊躇うように瞳が揺れるも、何処か挑戦的に微笑む。
……少女なりの照れ隠しなのだろう、おそらく。]