>>441
獣って、俺?
あのな……あち
[非難の色を帯びて睨もうとしていた目が、氷嚢を押し当てられて閉じられる。
意識を失うほどではないにしても、大口の割にはしっかり打っていたらしい。冷たい氷の感触が染みる]
珍しいな、あんたが謝るとか…別に、いいよ。
[そもそもソフィーに言われた通り、ヒューバートへの言葉を考えてぼんやりし、この事態となった。
先手をうたれて、ますます言いにくくなっちまったと心中で溜息。リンゴの皮が剥かれていくのを見ながら]
言葉によって受けた傷……そうなってからでは遅い…って言われても、な。そうなったことにすら、俺は気付けないかも…馬鹿だからな、どうせ。
でもまぁ、俺が言葉の使い方に気をつけられるかどうかはともかく…ソフィ先に言われたんだ、一応言っといてやるよ。
…料理教えてくれて、アリガトーゴザイマス。
[そして没収されていく氷嚢]
あっテメ…