[…最後だったらしい。主催者、と呼ばれていた…人物にそういわれると、居心地が悪そうに視線を逸らす。…視線が集中するのが分かるからである]…遅れて、申し訳、ありません…ただ…この街より…少し、遠い、所に…住んでいる、モノですから…[ぼそぼそ。少し小さな声で喋る。静かになった酒場では、充分に聞こえるだろう。病院じゃないですよ。その言葉に、もう一度溜め息をついた]…あたしだけ、行く場所が、病院なら良かったんですけどね…