(続)彼女が作る薬は体内の魔力により引き起こされる奇跡…つまり、魔法の媒介になるモノである。
身体の傷を治すモノから、毒、といった本当の薬のようなモノから、身体の一部を変化させる、火を吐く等、魔法や呪いの類のものまである。
特に、彼女は獲物を捕るとき、魔法薬で獣化して鳥や猪を狩っていた為…ソレを見た者は皆に話した事もあり、噂になった事もあるだろう。
…だが、人にその姿を見せたのは本当に稀で、人には被害がない為、噂だけですんでいた。
しかし、魔女が住んでいる、と知っている者にとっては勘づく者もいるかも知れない。
性格は内気で、賑やかなのが苦手。
森に籠もっていたモノの、一応、町などでの作法(買い物など)は心得ている様子。
招待状については、何故自分の名前が知られているのか、そして、本当の狙い…それらを知り、保身に走る為である。