―アトリエ・リビング―
[熱いシャワーで綺麗に汗を洗い流すと、躰全体を心地よい疲労がうっすらと包んでいたが心の澱みは随分晴れていた。
ビキニパンツ姿にバスローブを羽織る。今は間接照明だけを灯した仄暗いリビングで、湯冷ましにミネラルウォーターを口にする。
ふと気がつくと、静かに佇む気配があった。
シャーロットだった。
解かれた髪が闇に解け合うように流れ、対比をなすように白い肌が幽寂と浮かび上がっている。]
ロティ……
どうした?
[私は彼女を招き寄せるとそっと頬に手を添え、指先で優しくその泪を拭った]