[主が裂かれる声が――止んだ。]…………………っ!!![手にしていた紅い珠から光が走り、あっという間に周囲の景色を飲み込んでゆく。]白水様の力が……結界によって封じられていた力が……ッ!やぶ……られ……る………[次の瞬間、遥月の身体は、真っ白な光に包まれ…]あああああああッ!!結界が………壊れる………!![逃げる術無く、取り込まれて行った――]