ユーリーも……「妄想王」。ふ、どうやらこんな田舎で最強の相手とあたっちまったらしい。いや、最悪の相手、か?だがしかし、コレは俺が歩む栄光の道の始まりだ。聞こえるぞ、凱歌が。俺がくぐるであろう数々の妄想門が、軋みをあげて開く音が!首を洗って待っていろ。俺はお前の上……「妄想神」として、いずれお前の前に立ってやる![床に膝を突いたまま、拳を握りしめる。 目の前の相手は、遥か先。しかし、目標は見えた。ならばあとは、駆け上がるだけだ]