[微かに聞こえて来たリックと…知らない女性の声。それは瞬時に踏み込んではいけない領域だと悟った。でもわたしの足は立ち去ることを選ばず――][数歩中に進む。視界が開けた先に少女と思しき姿と久々に見たリックの姿があった。しかしその姿は【教師としての】わたしには知らない世界で――]えっ…な…に…?[小さく声を漏らしながらもその場に身を埋め、思わず成り行きを見守ってしまう。]