[殺したかったらそれでもと答える、かつて好きだった人の目を冷たく見返しながら]
罪悪感からくる罪滅ぼしじゃないなら、何だってんだ。
今俺らを外に出そうとするこれも、罪滅ぼしのつもりじゃないなら、何だ?
[こんな時にもにっこりと笑うヒューバートに返す目にも、以前までの豊かな感情は見えない。
ただ、泣き続けるコーネリアスの頭を撫でようと伸ばす手だけが震え]
…コーネ、約束するよ。
もしお前が本当に、いつまで経ってもどうしてもどうしても死にたかったら……その時は、俺が殺すから。
俺達はもう、ネリーのことだってラッセルのことだって失ったのに…これ以上、お前まで失いたくない。
[懇願するような振り絞る声で囁いて、ヒューバートにも答える]
…ああ、手伝う。