ばっかラッセル、トマトにドレッシングかけたらもうそれはサラダだろ?
じゃあ、食材を皿に盛ったらもうそれは料理なんだよ。
[よく分からない理屈で、反論に対してむきになるも、次にはよく分からないフォローも]
まァそんなに心配するなって。
おれってばよほどのことが無いと、出された料理をまずいなんて思わねえし。
他の全員がまずいつって食べなくても、その分まで平らげるだけの丈夫な胃は持ってるぜ。
[だからやっぱり楽しみにしてるよと言って笑った。
ラッセルのナイフとフォークの扱い方は、あまり優雅な身のこなしとは言えないナサニエルにも上品なものに見え、きれいに食うなぁと思わず眺める。
しかしふいに、席に着くことで近く見えるようになったその相手の目をじっと覗き]
あれ…ラッセルさ、右…いや、おまえから言うと左?
左の目…なんか変になってねぇ?