[演奏の手を止め、怪訝そうにドアの外を見やる]……随分と遅いな。しかも騒がしい。全く、何をグダグダとやっているのだろうね?まあ、死に顔くらいは見に行かねばなるまい。『一応』賓客扱いはされているようだからな。[鍵盤の蓋を閉めると、普段のそれと変わらぬ調子でゆったりと歩き出した。この先に、どんな悪夢、どんな魔境が待っているかも*知らずに。*]