―夕刻から、夜へ―[2階の寝室にネリーを1人残し、ナサニエルは庭先に出た。手には、大きなトマトケチャップの缶と、中身を失った咳止め薬の瓶が2ダース。そして、紙片。][瓶を全てダストシュートの中に放り込むと、ナサニエルは芝生の上に座った。 カチリ……… ライターの火が、紙片に点る。]………さよなら、ルーシー。[薬物独特のにおいを撒き散らしながら、静かに煙を上げ、紙片は燃えている。]