[自室にて]
「・・・実際に話してみると気さくで人柄もよく、社員にも頼られている様子で、さすがベスト3の魅力をそなえた・・・」
[ソフィーはタイプの手を止めた]
そういえばアンケートに好みのタイプの記入欄があったわね。
「性格のいい可愛い子ならオールオッケー」
・・・たくさんいるじゃない。
[ソフィーは、ふう、とため息をついた]
・・・ミスターギルバートは誰かとおつきあいする気はあるのかな・・・えーっと、今のところ仲よさそうな人は見あたらない? このままだとスクープが・・・でも・・・? でも?
[ソフィーが机に突っ伏した勢いでなにかが床に落ちた]
あれー? 誰のだろ。私のじゃないわ。
うーん、ルームサーヴィスの人が落して行ったのかしら。
執事さんに届けておこうかな。