[部屋を出れば皆の居そうな場所──広間へ足を向けるが、入り口手前でぴたりと足が止まる。昨日の事が甦り、足を進めることを拒む。一度深呼吸して気を落ち着け、どうにか一歩踏み出して]…こん、ばんは。[中に居たルーサーとナサニエルに挨拶する。その顔には強張った微笑が張り付いているのだが]