忘れてた・・・。
[多分あんたらとはもう会わないと去って行くクインジーの背を寂しげに見送る中、貿易商などと言ってどうやら違うらしい、泥棒行為を目にしたことを思い出し、にまっと笑う]
たとえクインジーさん達のおかげで僕達が助かり、あなた自身もその働きに多いに貢献したとしても、悪行の罰は与えねば。
このまま完全な無傷で出て行かせるわけにはいかない・・・覚悟せよっ
[飾り鎧の剣を引き抜くなり、寝ているクインジーに自警団員か何かのような顔つきで背筋をのばして近付くと、首の辺りにそれを突きつけたままの不意打ちで上唇の更に上の方を、軽く自分の唇で掠め]
・・・ふっ。される側にまわったあなたはどんな顔するかな?
手玉にとるための別の手っていうのは・・・せいぜこんな所でしょ。
見てなよクインジーさん。それでもいつかどこかで会うことがあったなら、僕はその時きっと大物になってる・・・あなたより。
[すぐさま飛び退って、ごちそうさまでした等と言う顔つきでちろりと自分の唇を舐め言ってのけるその姿は、確かにもしかしたら大物になるかもしれないことを思わせる、余裕の*顔つき*]