――宿のロビーへ――ふーっ、寒。まあこれでしばらく待って、運が良けりゃ、ご馳走がひっかかってくれているという訳よ…。はいちょっと、ごめんよ。[冷えた身体を温めるべく、ロビーの暖炉の前に直行する。身を屈めて手を翳すと、よみがえりの声がする]あぁ…生き返る。[傍のソファーの男に気付いて]…あれハーヴェイ、まだ本読んでたの?よく持つよなぁ集中力…。おれならこんな暖かい所で本の3ページほど読み進める頃には、とっくに夢の中だね。