[ギルバートの口から聞く不安の言葉。自信に満ちていると思っていた彼からの言葉は少し意外で。零れた言葉に籠められた想いに、深く息を吐いて]お前も、同じなんだな……。受け取りたくないなんて事、あるわけねーだろ……。俺だって、誰にもお前の心を譲る気はねーからな。[そういって、手を伸ばしてその花を取って、それを胸のポケット…自分の心に重ねて。そして、差し出すのは赤い薔薇]……俺の花も、お前だけのものだ。お前だけだ、俺がこんな風に思うのは。