――。…ああ、頼む。〔デスク上の容器には、ギルバートの肝臓の一部。死後丸一日以上経っているというのにまだ色鮮やかで。此方が口に仕掛けた言葉は間際に呑まれ――間近に交わす視線の内には、揺ぎ無き意思が潜む。〕お前は自分が絶望していることを、知っているんだな。……〔ふぃと持ち上がる腕。細い肩を抱き包むような仕草。ちらと見えた白衣の陰には1本のコードが這わされて〕