傍観せずに済むなら全力で動く。期を待つしか、出来ない。[銀の髪の彼が投げ続けた届かぬloveletter。眉根を寄せて右手を眺める。刈り取ったのではなく、奪った命――]ラスは、さ。そんな俺でも出来るなら糧にしようとしてくれた。[硝子板の向こうの闇。視線は遠く遠く――遙か先を見ているようで。答えた声と彼が食堂を後にしたのはどちらが先か。]