[痙攣し、震える手で腰元を漁る。ザーメンでベタツく手にも構わずポーチを引き千切り、叩き付けた。ざらざらと中身が飛び出す。中身は―――全てがお菓子]
あああああ。これだけじゃ足りない、足りないよ、ああああ。ううう。シュウマツなのに。シュウマツだけなのに。シュウマツだけだから?キュウジツだから仕事をしなきゃ。やらなきゃ。ヒハァ!?
ああああ、甘い、甘い、甘い、甘い…く、くくくき、ああああ。
[貪る。ただ只管に。無為に。全てを飲み込むほどに貪って]
ぐ、あ、あ、あ、あ、あ、あはぁ、はァ!!はァ!!はァ!!はァあああ!!
ぐ、は、う、ぐ。ん、おえ、あ、う、ぎ、あああ。
[時折吐き戻しながらも懸命に飲み込んでいくその姿は浅ましく、無様で、美しかった]
う、あ、うく、うううう。
あ、はァ、はァ、ああああ。う、う。
[やがて、線がキレるように痙攣が治まり、荒い呼吸も、そして]
はァ……、はァ……仕事…シゴトしなきゃねェ?