──右首筋に小さなほくろ。
(一旦、必要が無いと思い、胸の大きさは記述するのを止める。)
──二軒向うの粉屋の若女将の証言が、最初の人狼疑惑。アーチボルド家へ訪問を行った際、衣服に血痕が認められ連行される。
セシリア及びセシリアの母親は、彼女の衣服の血痕は「母親が怪我をした為、手当をした際に付着した血液」と証言。
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[最初にセシリアを引き立てた時、自分を含め、ほとんどの兵士が彼女を疑ってはいなかったはずだ。
セシリアの母親は本当に怪我をしていた。
それを「娘を庇うための自傷の可能性がある」──と、セシリアを尋問室に抑留したのは、権限を持ったアーヴァインだった。団長の主張する時系列の曖昧さに対して、疑問の声もあった。密告は彼女に対するやっかみの類だろうと言う意見が多数派だった。]