[取り巻きたちが動けなくなるのを見ると、一つ頷いて。
捻じ込まれた銃口に慌てふためくアーヴァインを片手で易々と持ち上げる。]
……じゃあ、一緒に来て頂けます?
子供たちの情操教育に悪いんで、別室でゆっくりお話しましょう。
[そのままアーヴァインを引き摺っていくと鍵の掛かる部屋へと押し込んで。
彼を前にして浮かべる笑みは酷く残忍なものだろうか。]
さて……
小便は済ませたか?
神様にお祈りは?
部屋の隅でガタガタ震えて命ごいをする心の準備はOK?
[――……程なくして。
アーヴァインの悲鳴が屋敷中に響き渡ったとか渡らないとか。]