しかし残念ながら、私は傷心のあなたと床を共にすることは出来ません。なぜなら、これからお仕事だからです。[集会場の外に見回りに行くとみせかけて、奥の部屋の障子の向こうに入った]私がいいと言うまで、この部屋を覗いてはいけません……。[三つ指をつきお辞儀。障子を音も無く閉めた]