ねえ、今なにか跳ねたわ。あれは何かしら。イルカは居ないのかしら?[船で出来たらしい友人に、楽しげに話しかける。視界の端に映る、金の髪の女性に目を向けて]綺麗な人。あの人は踊り子さんなのかしら。今日踊ってくれるといいな。[軽やかに歩を進めた。豪華客船はまるでお城、沢山の人、色とりどりのものがひしめき合って少女の興味を引いて止まない。]