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[墨染の躯]
[ふらりふらりと付近を歩む]
――あった。
[昨日の勝負の行方を示す刀(もの)]
汝れも妖し――ならば司棋が狩る者は真か。
[寂しい色など微塵もなく]
[ただ事実を事実として認識するだけ]
[感じた揺らぎ][水の珠]
[すぃと目を細め]
――まだ持っておったか。
結構結構。
嗚呼、鬼ごっこを始めよう。
[小さく呟き今は精神を*集中させる*]
[温い風、雲走らせる花嵐。
綻び開いて咲いては散って
既に酒宴のアヤカシたちも、片手とひとつ残すのみ]
ひい、ふう、みい、よお、いつ、む。
[それはそれは愉しげに、
赤鬼笑って指を折る]
愉しい愉しい繰り返してると
主様は怒るかねえ。
[唇歪めて笑う鬼。
黒紅着流し大きな手にはやはり瓢箪携えて]
[紅を指先で掻き混ぜながら、遥月は目を閉じ溜息をつく。]
………嗚呼。
鬼ごっこなどと……狩りなどと……何故そのようなことばかり。
[その指先を目尻に置き、鏡を見つめ色を広げる。]
元より、わたくしはヒトから成りし妖…。
ヒトと成りたければヒトとして生き、妖しとして成りたければ妖しに成れば良い……
わたくし達は、元より罪に墜ちた者。ならばその罪貫き通し、わたくし達の望む「地獄」へ墜ちましょう……
ねぇ、「橘」様……?
[左胸が、トクリと鳴った。]
[手の平の水の球眺め、とろんとしつつ。
ふいに水がきぃん、と振るえ、脳に直接音が響いた]
水が…?あぁ、帰りたいの…かなぁ?
[うわごとのように呟いて。
水に言われるままに木から降り、泉へ向かおうと]
[道具箱の蓋を閉め、風呂敷で包む。それを手にして社の渡り廊下から腰を上げると――]
あら、喰児様。ごきげんうるわしゅう。
……どなたか、待ち人でも?
[下駄を鳴らして喰児に歩み寄る。]
よう、遥月。
そっちこそ待ち合わせかあ?
めかしこんでるじゃねぇか。
[鬼はくつくつ笑って見せて]
ああ、約束があるんでねぇ。
鬼ごっこさぁ。
[泉のほとりに半身浸し]
[胸の蝶に衣の上から手を当てる]
見る者が欠けた今、当たりが出るまで狩るしかないのぅ。
司棋――か。
まだまだ子どもじゃが狩る者である以上は容赦はすまい。
[左数珠持ち右で印を]
[妖しい色の緋色が語りかけ]
[ヒトにそうしてきたように]
[残酷な夢で泉にゆっくりと誘う]
ふふふ………
[首を傾げて、目を細め笑う。]
あちらは待たれていないやもしれませぬが……。
わたくしにも「手の鳴る音」が、聞こえたのです。ならば向かわねばなりますまいて……
[かいなに風呂敷包みを抱き、歩みをひとつ、カラリと鳴らす。]
喰児様……子細を問うつもりは御座いませぬが……
今までで一番、良い笑顔ですねぇ……。まるで、欲しかった宝物が手に入る寸前の、童子のよう……
鬼さんこちら、ってか。
そうかい、そいつぁいい。
掴まえて来るといいさぁ。
[深く問わずただ謂って、
続く言葉に笑み深め]
ガキかあ、そうかもなあ。
俺ぁ愉しくて仕方ねぇのさ。
遥月、お前はどうだい。
手の鳴る音は、愉しげに聞こえるかぁ?
[紅の目線が、喰児からそっと離れる。]
……いいえ。
愉しげな音などでは御座いません。
ただ………
[踵を返し、喰児へと振り返る。]
………そう在れと、胸の蝶が疼くのです。
己の望む罪に墜ちろと……。
[不思議と、水の球見て幾分か心の病みは和らぐか。
ゆぅるりゆるり、歩を進め。社を抜ければ泉も近く]
…人がいる…
声が…聞こえる…
…誰…?
[紅が逸らされ物思い、
金の眼細め腕を組む]
望んだんならいいじゃねぇか。
[見つめる紅は鮮やかに]
思うようにやりゃぁいい。
恥じることなんぞねぇさあ。
蝶に華の蜜くれてやんな。
[もう一度だけ、喰児に振り返る。]
ええ、喰児様………
有り難う御座います………
それでは、ごきげんよう………。
[カラコロカラリ、下駄を鳴らして、遥月は司棋へと歩み寄る。]
[目の前に喰児と遥月。
気がふれたままであればまた怯えもしたろうが
水の術、惑わされればいよいよ精神深く沈み、己も忘れ。ただ、水の球に映っていた遥月だけには反応を。
表情なく、ただ遥月に近づいて]
貴方…僕を…呼んだ人…?
水の球、貴方が…見えたの…
[顔色を失った司棋を見て、遥月はそっとその身体を抱き締める。]
ええ………
お呼び致しましたよ、司棋様。
[道具箱は音を立てて地面に落ちる。]
……お会いしとう御座いました……
[己の胸に司棋の頭を寄せ、その額に口づける。]
わたくしは……
何がありましても、
……貴方様と共に在りとう御座います……
[されるままに抱きしめられて、口付けられても表情はなく]
でも…僕…貴方を知らない…。
貴方…僕の何…?
貴方が水に映っていたの。僕は貴方の傍にいたの。
でも…わからない…
ふふっ……
「貴方のこと、知らない」……です、か。
ならばこれから、覚えて下さいな。
[司棋の目を見て、にこりと微笑む。]
たとえこの世が地獄の炎に焼かれようとも……貴方様の手を決して離さぬ者、と。
[司棋から身体を離し、道具箱を拾い上げる。再び立ち上がり、司棋の手を取り――]
さあ、妖しを「狩りに」参りましょう……。
ヒトと成りし貴方様の、為すべきことを……。
[司棋の手を取り、泉へと――]
[にこり微笑まれ、手を握られても振り払うことはせず。
意図してか、そうでないのか、きゅっと手を握り返し]
水…が…帰りたがってる…泉…行かないと…
[夜斗を呼ぶほど、頭ははっきりとはしないけども
妙な安堵を持って遥月に引かれるままに]
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