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……有り難うございます、万次郎様。
[それだけ残し、遥月は林を歩く。遠くに見えるは……]
司棋様………
[――と、血のにおい。]
[月の姿を見送って尚、沸き上った想いは収まらず。
手酌で盃を満たしては干し、満たしては干し。
赤の隻眼、問う声に首肯する]
………そうよ。
其方の云う『わっぱ』が狩るモノであった。
喰らいにゆくか?…童を喰らったように。
[ふと盃に満ちた酒のおもてへ視線を落とす]
………司棋様。
お会いしとう御座いました。
[遥月の唇が震える。紅の視線は、司棋を捕らえる。月明かりで血まみれになったことがはっきりと分かる――]
[カラリ][コロリ] [下駄二つ]
[泉のほとりへ近づけば][まだ少しだけ血の香り]
――すまんな。
妾が派手に暴れたものじゃから、ところどころ水溜りじゃ。
転ぶでないぞ?
[くすり][くすくす] [笑って言った]
嗚呼、お休みみたいだネェ。
司棋の兄さんが狩る者だってェ騒ぎかえ?
[碧と漆黒] [弧を描く] [漆黒を包む黒き蝶] [翅揺する]
寝た子が起きたヨゥ。
[万次郎の声] [視線すぃと] [赤の少年へ]
兄さんは司棋の兄さん狩るンかえ?
鬼ごっこの始まりかネェ。
[遥月の震える声
自分の体を見やれば
メイの返り血で染まった浴衣]
何か用事でも?
[唇が乾く。他の人妖ならいざ知らず。
よりにもよって彼と会うとは]
喰らうさ、喰らうとも。
己が、揺れたとて何一つ変わらぬ。
巡り巡る鬼ごっこは散るまで続くものよ。
[万次に言い残しカラコロリ、
泉に着けば血溜まり踏まぬように、ひょいと飛び跨ぐ]
やれやれ、本当に派手にやったようだ。
白でも虫の居所悪い日もあるのか。
転べば災難よのう、まったく。
[――誰かを殺したのですか?
――司棋様が狩人とは真ですか?
様々な想いが交錯する中、遥月は唇を動かす。]
……宴には、行かなかったのですか?
何か……ご用事でも?
[問いかけるは万次郎、
にいと笑って遥月が 去った方角ちらり見た]
先客が居るからなあ。
昨日なぁ相棒だったからちょっかいかけに行ったがね。
今日は大人しくしとくさあ。
相棒との約束もあるしねえ。
今から行こうかと。
先程まで、少し捜し物をしておりましたゆえ。
[遥月の尋常でない物言いに、嘘を混ぜ]
白水様から頂いた水の球、なくしてしまっておりましたから捜していたのですが。
[青鬼見送り一言投げ遣る]
青鬼も喰らうか。
やれ、三匹で取り合いにならぬよう一筆したためるか…。
[常葉の姿見れば、すぃと眼を細め]
何ぞ狩ってきた?
雑鬼にしては、血の香が濃いな。数を狩ってもそうはなるまい。
酒の香も薄れる程よな。
[ゆらゆら 蝶のハネと碧とどちらを見ればよいのか]
先に手を出したのは彼奴らじゃ――
しかしどうにも足場が悪いのぅ……妾が手でもひいてやろうか。
[差し出した手][薄い笑み]
[青司が出せば手をとって出さぬもほとりで手をつなぐ]
汝れの視る幻が如何なるものかはわからんゆえ――
転んで溶けでもせんように、此処でこうしてみててやる。
[数珠のある手で其の傷ついた手を掴み]
[右手はちゃぷり――泉につけて]
覚悟はいいかえ?
[煌く緋色は真っ直ぐに藍を見つめる]
………では、その血は。
[風に煽られ、前髪が遥月の片目を隠す。紅の視線でじっと見据えて、司棋を捕らえて放さぬように――]
水珠ごときで、そのような血は浴びますまい……
何処へ狩りにでも往かれましたか……?
成る程ネェ。
[番傘くるうり] [赤鬼の傍ら膝着き] [瓢箪煽り]
[約束賭けたと謂う] [ニィと笑み] [白い指零れた酒拭い]
嗚呼、そいつァ面白いネェ。
勝った方をアタシが喰らうンかィ。
茄子の兄さんの頭ァ残るかネェ。
眺めに往きたいが見物は門前払いされるかえ?
[眼を細める万次郎] [血の香と謂う] [瞬くに揺らめく蝶]
ちょいと仔猫を一匹ネェ。
童の心臓喰ろうたら、蝶の我慢が効かなくなってさァ。
[血の香に、藍の目弧を描き。
けれど差し出す白の手を取れば
藍は緩み、瞬いてから微かに俯き笑う]
[手を繋がれたまま泉のほとり
水の香。ゆらり。波紋に揺れる]
――よかろう。
[緋色見詰めて、時を待ちゆると瞼下ろす]
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若し良ければメモで開那の兄さんは「境内から露天へ引き返す道中の物陰辺りで、地面には扇の軸と花弁が散り、着物は切り裂かれているので其れ以外はご自由に。」と教えてやってお呉れかえ?
[童の心臓、聞いた話。
仔猫の魂、それは初耳で]
……仔猫、とは。メイ……ではないな?
[きつく、睨めつけるがごと常葉を見据え
静かな動作で、酒の満ちた盃を地に置いた。
気配を察した双刀は
ちりちり
カタカタ
それはそれは愉しげにうたう、うたう]
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