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キリリと辛い――か。
[珍しく――心底可笑しそうに笑って]
ならば、汝れがその刺激で舌を焼かぬよう気をつけるがいい。
清浄な水の流れは毒をも流してしまうやもしれぬからの。
[告げる声はいたづらに]
[常葉の言葉に肩を竦め]
やれやれ、お前さんに云うても無駄か。
さてはて己の相棒は――
[見れば杯飲み乾し笑う赤鬼]
こちらも云うても聞きそうにないな。
心配でもして赤鬼も泣いたら青鬼は途方に暮れるわ。
かっかっか、気が向けば骨くらい拾ってやることにしよう。
[差し出される] [赤鬼の盃] [白い手伸べて] [とぷとぷり]
嗚呼、そうだネェ。
有塵の兄さんにゃ厭われようも、咲き乱れた己を恨んで貰おうかィ。
[見えぬ真意] [薔薇色の唇] [浮かぶ笑み] [変わらず]
泪の味なんざァ忘れちまったけどネェ。
喰児が形無しになっちまわない様に泣かないでおこうかィ。
[青鬼の苦笑] [肩竦め] [揺れる常葉]
鶏のが幾らか賢いかもネェ。
判らぬ茄子の兄さんも面白いから判らぬ侭で好いヨゥ。
[細まる藍] [薔薇色の唇] [吊り上げて]
其ンじゃ其ン時ァ魂ひとっつ貰い受けようかィ。
蝶よ花よと麗しいねぇ。
[言葉が飛び交い遊ぶ声。
緋色の髪をかきあげて]
愛したもんを喰っちまうとは罪だねえ。
血と為り肉と為っちまうっていうわけだ。
それはそれで甘美だな。
[人食い鬼はくつくつ笑う。
遥月の笑いが重なった。]
男だろうが女だろうが綺麗なもんは綺麗さあ。
試すなんてあまっちょろいな、
毒を食らわば皿まで、さ。
[喰児の言葉に幾度か瞬き]
騒いだ妾か。
妾とてついぞ見たことはないな――。
[真顔で思案]
歌は酔わずとも歌えるが、披露するものでもなかろうて。
[青司に視線を合わせれば]
――触れて濡れるのなら、雀はとうに消えてるじゃろうな。
内に流れる力ゆえ――ああ、こういうことなら出来るがな。
[すっと細めた目の奥に] [光る緋色は透き通り]
[――辺りは濃霧に包まれて] [暫く経てば霧は晴れ]
これを芸と言うては面白みがないかの?
[首をかしげて藍を見る]
[常盤の言葉に笑みを浮かべる。]
恋われりゃ食らう……それはそれは畏ろしい蝶々様で。嗚呼、蝶なら蝶同士、其の翅を重ねるのも悪くは御座いますまい。
――くつくつ、くつくつ。
[再び視線は白水に向かい]
ふふっ……ならば、白水様の清水にわたくしの毒を流されぬよう味わいましょうか。或いは、わたくしの身に宿った因果……毒の呪いだけ浄化願えますか?
――くつくつ、くつくつ。
[眠る司棋に近付き、唇に白い指先を乗せる。]
嗚呼、可愛らしい司棋様。
其の様に無防備な姿を晒しては、毒の蝶が貴方様を食らってしまいますよ?
――くつくつ、くつくつ。
[喰児の目を見て、紅は笑む。]
毒を食らわば、いっそ皿まで……嬉しゅう御座いますねぇ。
では、其の味を少しだけどうぞ。
……一度に味わわれては、面白みに欠けます故に。
[喰児の顎をそっと指先で上げる。]
嗚呼、移り気な蝶と笑われないで下さいませね。
[酒注ぐ白の少女] [つぃと濡れた眼差し] [なぞり]
白水の姐さんは酒には酔わぬかえ?
酒に酔わねど見事な桜に酔ったら如何かえ?
其れとも色に酔うのかネェ。
[肩竦める青鬼] [コロコロ笑い]
心配せずとも誰もアタシに本気になったりしないさァ。
茄子の兄さんの相棒もアタシと遊んで呉れてるだけだヨゥ。
[赤鬼の声] [潤む碧] [弧を描く]
愛なんて難しいもンはアタシァ判らないヨゥ。
恋われたら喰ろうてこの身、重ねるだけさァ。
[くつくつ笑う] [色めいた声]
遥月の兄さんと翅合わせるンかえ?
楽しそうだが生憎とこの身は呪いだらけさァ、寄り添うンなら大火傷じゃ済まないヨゥ。
[くつくつ笑う遥月を再び眺め]
笑い上戸か?今宵の汝れはよく笑う。
――毒の因果か。難儀じゃな。
浄化しようとして飲まれてしまっては妾が手遅れじゃ。
[浮かべた笑みは妖しくて]
泉で禊ならばいつでもするといい――。
口付けねえ、
さしずめ相棒は王子様ってワケか。
酒を口に流し込んだら吃驚して起きるかねえ。
夜斗もご主人がこうじゃあ気苦労が多いだろうぜ。
[額をつんとつついたり。]
骨を拾ってくれるかい、相棒よ。
甲斐甲斐しい事だ、嬉しいねえ。
心配なんかしなくても俺ぁ泣かねえよ。
[常盤が注いだ酒、
満たした杯掲げては]
さぁ、この有塵の霞櫻に乾杯だ。
[喉を鳴らして飲み干した。]
鶏より意地が悪いのは良く判った。
[吊りあがる薔薇色の唇に返すは薄い笑み]
かっかっか、高い目玉だ。
よかろうて、その時は目玉と言わず食ろうてくれるわ。
[杯まわせば、ゆらりはなびら揺れる
白の視線に藍を返し]
ああ、そうだったな。
滲まないのは見ておるのに己も酔っ――
[ざわり、緋色の奥][透き通るは水の色]
ははあ、気遣ってくれるかい?
泪もちぃとは見てみたいがねえ。
そんときは悲しいとかそういうんじゃないほうがいい。
[常盤を流し見 唇歪め]
白水が騒げば水も騒ぐかねえ。
いい声してんだ、歌えばさぞと思うがなあ。
[不意に濃霧が辺りを包み
幻のように消えうせた]
ほうほう、これが白水の芸か。
此処には素晴らしい芸持ちが揃ってるねえ。
どんな上等な宴会よりも面白ぇ。
[常葉の少女][告げる声に]
桜に酔うのが一番早いかの?
花弁は泉にもゆらゆら美しく舞っておるでな。
[喰児の言葉に]
ならば司棋が姫君か。
驚愕しておきて、また寝てしまっては終わりがないが。
[くすくす笑って]
[喰児に触れた唇を、ちろりと軽く舌なめずり。]
ふふ……常盤様。
貴女の炎と、わたくしの毒……どちらが強いか、いずれ御手合わせ願いますね。
[常盤ににこりと微笑んだ。]
[カラリ落ちる杯]
[司棋の襟首掴んで、数歩飛び退く。
一時の濃霧はそれでも浴衣に染みて]
かっかっか、芸というより不意打ちじゃ。
少しばかり酔いがさめたわ。
[カラコロリ、じわりと肌に張り付く浴衣。
赤鬼の膝元へ司棋を転がしカラコロ離れる]
己が王子かそんな柄ではなかろうて。
酒が足りぬ、少しばかりとってこよう。
相棒のよしみでわっぱを頼むわ。
酒を流し込むなら構わぬが、穏便に介抱すると青鬼が喜ぶのう
お?
[寄せられた顔 薄紅で
遥月の香漂った。
眼を細めて笑うよう。
ぺろりと唇舐めて見せ]
ああ、こいつぁ甘い、いい味だ。
ありがとよ。
[にいと笑って礼を謂う。]
ええ、白水様。
わたくしに宿る、解けぬ毒の呪い……禊でならば、いずれ消えゆくやもしれませぬ。
嗚呼……遠い記憶できらりと光る、あの清水が恋いしゅう御座います……。
[遥月は、桜をついと見上げた。]
[霞みけぶる辺り] [やがて晴れるに瞬き]
白水の姐さんも面白い事をするネェ。
司棋の兄さんは未だ起きずかえ?
やれ本当に良く寝るネェ。
[青鬼の膝] [眠る少年] [あどけなく]
[伸べる白い手] [赤の髪] [そぅと梳き]
口接けで目覚めるンならお守役の茄子の兄さんにして貰うと好いヨゥ、遥月の兄さんがしたんじゃ目覚めなくなっちまいそうさァ。
[盃乾かす赤鬼] [ニィと笑み] [傾ける瓢箪]
[零れる雫] [つぃと白の指がなぞり] [零す吐息]
アタシの盃は使う間も無しかえ?
[青鬼の薄い笑み] [ニィと笑み] [覗く碧]
アタシァ高くて安いし喰う専門なのさァ。
泣くから眼を喰う話だろゥ、色も無いのに喰うのかえ?
[カラコロリ、去り際一度振り向いて
常葉の女へ、肩をすくめる]
さぁて、相棒の心境は己にも計りかねるのう。
茄子は暫く席を外すから赤鬼さんに遊んでもらえ。
色は彩り、食らうは本分。そういう事だ。
[次いで赤鬼へと]
甲斐甲斐しい己は今宵の酒を足しに行くさ。
寂しい寂しいと泣かぬのなら良いがなぁ。
かっかっか。
[カラコロコロリ、薄闇へと姿を消す。
闇に目を凝らせば点々と墨の跡が見えるだろうか]
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