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[花びらはらりと肩から落ちて
追い見た先には小さな影が]
見たことねぇ嬢ちゃんがいるなあ。
どうしたぃ、迷子かあ?
[からかう様に言葉投げ、
頬杖付けば櫻が舞った]
[真理を見上げ、肩を竦め]
…今宵は控えよう。昨夜は醜態を晒した故な。
それに。我には成さなければならないことも有る。
[てもとの林檎飴。
てらてら。つやつや。赤は妖しく色を含む]
ふむ。常磐の君、蘇芳は苺を選んだぞ?
酒の共になるものかわからぬが、林檎飴はどうだ。
要らぬのなら、泉の金魚にでもくれてやろう。
[棒をふらと揺らし、揺らし。
相手が受け取る意思を示せば何らかの形で*渡すのだろう*]
そうかィ、遥月の兄さんは置いて先に始めさせて貰うヨゥ。
[差し出される青鬼の盃] [膝着き] [伸ばす白い手]
[とぷり] [とくとく] [酒満たし] [藍覗き] [ニィと笑む]
酒の一つで呆れも顔も納まるたァ易いもンだネェ。
[万次郎の声] [肩越しに振り返り] [小鬼との遣り取り眺め]
アタシに残ったは林檎飴かえ?
貢いで呉れるンなら有難く頂くヨゥ。
[遥月へ] [すぃと移る碧] [潤む侭]
[コロリ] [コロコロ] [笑う声] [軽く]
アタシの涙は甘露かえ?
ついぞ泣いてないから味なんて忘れちまったヨゥ。
色に惑わせるなァ、遥月の兄さんに任せるさァ。
武器に成るなら使い方くらい覚えないとかネェ。
飴ひとつで泣き止むなら楽なこった。
飴呉れるの覚えて泣くようになったらそれも困るがの。
寄り添い泳げば夫婦か。よく云うわ。
[杯くるりと手の中で弄り、月の言葉に]
月も余計な事など教えんで良い。
泣くのは子供じゃ。色も何もあるものか。
舐めたところで塩辛いだけだろうて。
[不機嫌そうな顔を向ける]
[迷子かと赫い髪の男に問われ、
もはや子ども扱いはここでは当たり前なのかと諦観の念を抱きつつ]
……まぁ、似たようなものだろうなぁ。
[とだけ答える。]
[視界に揺れる常盤色、
頬杖のままで顔を向け]
おはようさん、ってのも妙な時間だがなぁ。
ああ、櫻が笑った話さあ。
おう、酌かい、歓迎するぜぇ。
昨日の分も呑んでやるか。
[謂って片膝立て座り]
いい肴もあることだしなぁ。
[見上げてみれば墨桜]
いいええ。常盤様。
男の身なるこのわたくしに、涙を甘露に変える妖術は使えませぬ故。わたくしの色は、出来損いの紅で御座います。
涙の妖術を使わぬとは勿体ない。貴女様の甘露はさぞや美味しゅう御座いましょう……
[くつくつ]
[青鬼笑い、問い掛ける。
櫻は尚も鮮やかだ]
なあに、
有塵に初めて問われた日を思い出しただけさあ。
変わらず面白ぇヤツでなあ。
[くつくつ低く笑いつつ]
万次郎、
為さねばならんこととは仕返しかい?
ほぅら、昨日のお礼参りだ。
[ふざけた調子で手を振って]
なンだィ、今日は呑まぬかィ。
成さぬ事は判らぬがまた酒も呑もうネェ。
[ひらひら] [ひらり] [舞う薄紅]
[揺ら揺ら] [遊螺り] [紅い林檎飴]
[白の手] [伸べて] [受け取って]
[綻ぶ薔薇色] [寄せ] [潤む碧] [弧を描く]
有難う、兄さん。
お陰様で今日は両方食べれたヨゥ。
[青鬼眺め] [小首を傾げ] [長い睫毛] [瞬くか]
謂われてみりゃそンな手もあるネェ。
寄り添うだけで夫婦に成れるは出目金だからさァ。
遥月の兄さんには好い事を聴いたヨゥ。
けれど涙に色乗せりゃ茄子の兄さんに喰われちまうかネェ。
[万次郎にもらった苺飴を銜えたまま、
月の君と呼ばれた青年と常盤色の娘とのやり取りをぼんやりと眺めている。]
──涙が女の武器、か──
──効かないことも多いようだな。──
[と一人ごちる。それ以上その点については*考えたくはない。*]
ふふふっ…ふふふふ……
[紅の視線は青司へと。]
常盤様の色は日に々々鮮やかになっておりますよ。いけませんねぇ……それを見て見ぬ様になどとは。咲く華を愛でる心の余裕はお持ち下さいませね、青司様……
[目を閉じ、思念に耽る。]
嗚呼、添い遂げれば夫婦とは限りませぬが……添い遂げねば畏ろしい闇に襲われますのも、また夫婦。
好いではありませぬか。
むすぼれたる想いを遂げた夜を、ひとり寝の涙で濡らさぬだけでも。
あい、おはようさん。
[並ぶ] [青鬼] [赤鬼] [前に膝ついた侭]
[白い手伸べて] [紅に乗る薄紅] [そぅと払い]
嗚呼、有塵の兄さんが笑ったンかィ。
そうかィ、そンならお呑みヨゥ。
[とぷり] [瓢箪揺らし] [白い喉] [逸らし]
[仰ぐ桜] [ひらひら] [はらり] [潤む碧] [眇め]
遥月の兄さんが出来損ないかィ。
アタシァ紅にも及ばないヨゥ。
泣くより、遊んで笑って居たいのさァ。
何れ泣く時があれば、其ン時ァ誰か惑わせられるかネェ。
そうかそうか。
有塵になぁ、己の前に同じ事を問われてでもしていたか。
かっかっか、面白いか。
確かになかなか面白い顔をする男よ。
[見上げた顔の清清しさを思い返し
赤鬼の隣、杯傾けくつりと笑うも
常葉の女の言葉に墓穴を掘ったと苦い顔]
ああ、ああ、忘れろ忘れろ。口が滑った。
出目金だからか、やれやれお前さんの云う事は難しい。
子供の謎かけのようだ。
ふむ、さてはて色が乗るのに気づけば良いが。
いっそ泣く目玉を食ろうてしまうかのう。
嗚呼、常盤様。
色を乗せてしまっては食らわれてしまいますか?
……ならば、魅了すれば良いのですよ。
貴女から生涯離れたくないと、惑わし、狂わし、捕らえてしまえば……。貴女の色を貪れども、貴女の身は食らいますまい。……その香を放つ能力が、貴女様にはおありでしょう?
嗚呼、貴女様からは蜘蛛の糸が見えますよ。この愚かな蝶は囚われてしまいそうで……嗚呼、畏ろしい。
[くつくつ笑う。]
[ぽつり呟く小さな横顔、
ふと眼を細めて気配を嗅げば]
ああ、昼に聞いた笛の子かい。
なるほど、迷い込んじまったのかねぇ。
[月に窘められて短く唸る]
……しかしだな。
[杯咥えて、常葉を眺め]
[やはり短く唸り]
[おもしろく無さそうに口元下る]
泣くたまには見えんのだがなぁ。
咲く花を愛でぬわけでは無いしゆとりが無いわけでもないのだが
……ああ、いや、わかったわかった。覚えておこう。
[降参と手を上げひらり]
[くつくつ、くつくつ。]
嗚呼。お気に為さらず、青司様。
[くつくつ、くつくつ。]
……それよりも、わたくしにも御酒を戴けませぬか?少々酔いたい気分に御座います故。
[盃をついと差し出した。]
[カラリコロリと下駄を鳴らして今日も向かうは酒宴の場]
[ほとりからそう遠くもない位置][薄い笑みを持ち]
また今日も――賑やかじゃな。
[くすり笑って]
[小さな少女を目に留めて]
また――お初にお目にかかるものか。
[思い出すは木々のざわめき]
汝れであったか。
[一人納得した様子]
[繊手ひらめき花びらが舞い、
金の瞳を細めてにやり]
あぁ、呑もうかい。
櫻に杯かかげて乾杯でもしようかぃ?
[反らした喉の白さが艶めき]
碧が未熟と謂っちまったら
熟れたらどうなるのか
考えるだけで震えるねぇ。
[酒の匂いは甘美な誘い。
相棒の問いに頷いて]
そうさあ、真顔で聞いて来るのさ。
面白い顔か、桜咲かして笑ってたかぁ?
ええ、白水様。
ちょうど良い所へ。
そうですねぇ……
常盤様が甘露ならば、白水様は目の覚めるような鮮烈な刺激を抱いた果実……
[くつくつ、くつくつ。]
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