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やれ、全く難儀よ。
此処に来てから難儀しか在りはせぬ。
[僅か歯が立つ左の手。
すぃと瞳は細まるが、解かれれば琥珀は冷めやりて]
弱きを望まぬならば強き者の血肉が良いか。
やれ、これらの妖は其方の眼に適う者は在りそうに無い。
[右の手己の口元のまま。
幾度拭えどくれなゐ消え去らぬ]
…やれ、面倒だ。
このままで良いか。
開那の兄さんは何処に居たって難儀そうだけどネェ。
こいつ等じゃアタシの腹ァ満たせぬさァ。
幻惑の桜咲かす兄さんは何時か真に咲き乱れたりはしないンかえ?
[落ちぬ紅] [拭う度歪む様] [濡れた白の指伸ばし] [すぃとなぞる]
[また面倒と謂う] [紅拭った指先] [薔薇色の唇に含み] [弧を描く片碧]
嗚呼、中々に男前だヨゥ。
しかし、不思議なこと……。
司棋様のお顔を見ていると、奇妙な声が脳裏に響くのです。
その深い蒼色の瞳のせいかしら……。蒼が深くなればなるほど、その声がはっきりと聞こえるのです……
そして、わたくしの哀しみを更に深めてしまう。嗚呼、畏ろしいこと……
[司棋の髪をさらりと撫でた。]
否定はせぬ。
何処に在ろうと難儀ばかりが付き纏う。
…さて、今は咲こうとは思わぬわ。
[つぃと袖取り貌拭おうか。
緋色の袖を当てるより先、白の指が口なぞり]
…やれ、其方は緋色なれば良いのかと。
緋色に何ぞ重ねておるのか?
[琥珀は難儀] [コロコロ笑えば] [血に混じり] [白粉薫る]
さて、何時なら咲くンだかネェ。
永久に咲かぬなら枯れ桜、灰の変わりに香り撒き枯れ木に華を咲かせるかィ。
桜も緋もアタシが好きなだけだヨゥ。
重ねる想いは置き去りに、刹那を楽しむにゃ邪魔が多いのさァ。
[紅の視線の奥から、澄んだ光が覗く。
辺りを見回し、清廉な声で独り呟いた。]
『ああ……春の香が。
茶席に添える花も、華やかな色にしなくてはいけませんね……。
「はづき」さんに聞かれたら、呑気なことをと笑われるでしょうか。人殺しの罪を背負った者らしくないと言われてしまいそうで……。そういえば、僕は殺人に相応しくないなどと、窘められてしまいましたものね。
ねえ…「はづき」さん……』
[男の澄んだ瞳は、青い空を見つめている―*]
[白粉に香に。
血の香の中にて稀有に薫る]
開かぬままに朽ちるも良いか。
なれど喰われてやる気はせぬな。
やれ、桜が良くば薄墨が在ろう。
緋色が良くば赤の隻眼が在ろう。
刹那の愉悦に想いは邪魔か。
なれば難儀な想いであろうな。
相変わらずつれないネェ。
好いヨゥ、喰いたくなったら勝手に喰うさァ。
[紅い番傘] [くるうり] [小首傾げて] [隻眼眇め]
なれば開那の兄さんには何が在るんかえ?
蝶はこの身でアタシと成りてアタシと共に刹那を遊ぶからネェ。
難儀なンは兄さんだけで充分さァ。
喰らわんとするならばさてどうするか。
逃げるは面倒なれば、抗うしかあるまいか。
やれ、それも面倒だ。
[くれなゐ張り付き煉瓦色。
僅か動かすば罅割れる]
さて、我に何ぞ有ったろうか。
刹那は捨てた、愉しも捨てた。
…何ぞ残って在るか?
[問われたというに返す問い。
纏う煉瓦は指先動くに軋み与え]
やれ、其方らは面倒な刹那を愉しんでおれば良い。
我を巻き込まねばそれで良い。
[泉に映る我が姿]
[はらり][はらはら] [しずくは落ちて]
咲かぬは陽――
咲くは灯なれば――
散るは緋じゃ……
[落つる涙][それすらもが清浄で]
恋煩いなど出来まいよ――
妾は出会ったものの全てを恋うておるのだから。
[散る涙すら数珠に変え][涙の痕は残さない]
[蒼白い膚にうっすら酔いの朱を刷いて、]
[はらりはらはら]
[散り急ぐ花。]
[地に降り敷いて、]
[淡く笑む。]
良い日だ。もうそろそろ他の桜も咲こう。
見たいな、山色づく様を──。
どれも是も面倒たァ本当に面白いネェ。
[コロリコロリ] [笑う度] [薫る白粉] [血の香りに混じり]
[煉瓦罅入り] [割れる紋様] [白い指伸べ] [ざらりとなぞる]
桜無く、緋無く、此処に残るは開那の兄さん其のお方さァ。
在る限りゃ面倒事にも巻き込むヨゥ。
刹那は永久を遊ぶも楽しいからネェ。
[パシャリ][己が姿を打ち消して]
[すいと立ち上がれば][いつものように薄い笑み]
今は暫し離れよう――やれ難儀、やれ難儀。
狩る者見つけりゃ終わりは来るかえ?
[幻見せる水鏡][映した姿は何としよう]
[カラリ][コロリ] [下駄を鳴らして]
[ふらふらカラコロ*気のむくままに*]
やれ…何ぞ面白きが在ったか。
我にはわからぬな。
[琥珀は細く、眉顰め。
煉瓦なぞられるばぱらり散り落つ血の欠片]
我が在れども何も無い。
咲かねば誰も気に留めぬ。
…やれ、境が無くばこのような場に留まりはせぬに。
刹那も愉しも要らぬと言うておる。
難儀で面倒なンは如何してかネェ。
[指先残る] [血の欠片] [擦り合せ] [ぱらり落ちる]
咲かぬ開那の兄さんと刹那遊ぶも楽しいヨゥ。
何処に居ても難儀なれば境が無ければ何処へ往くんかえ?
[少し離れて、愛しむ手付きでくれない色の髪撫でる、白面の若衆の姿見て]
[独り言とも傍らの緋の鬼にとも付き難く呟く。]
恋うては居らぬと言いながら、随分とあの童子を気に入った様子。
心静かにこのままに、居れれば良いが…そうはいかぬのだろうな、恐らくは。
[勿論、若衆の密かな呟きには気付かずに。]
やれ…今の其方の愉しは鬼真似か?
なれば尚の事面倒よ。
[落つる欠片は地のくれなゐに呑まれ。
追った視線はゆぅるり上がる]
我が在るべきところに戻るしかあるまい。
人の最中で誰の目にも留まらず在るだけよ。
嗚呼、本気の鬼ごっこは楽しいだろゥさァ。
未だ未だ足りないけどネェ。
[紅い番傘] [くうるり] [琥珀覗いて] [ニィと笑み]
永久に誰の目にも留まらずかえ?
大地は其処に在り須くを住まわせ、誰も彼も気にも留めぬも無けりゃ地に足着かず、在ると無いは全然違うさァ。
どうせ戻るが叶わぬならば一つ遊んで往けば好いのにネェ。
やれ、鬼真似望むならやりたい者のみで殺り合うが良い。
それこそ赤隻眼が好むところであろう。
[廻る番傘、蜘蛛糸無く。
覗く碧隻眼、対す琥珀に色は無し]
我と地と擬えたは青司であろう。
我は地に非ず、唯の咲かぬ桜よ。
桜は咲かねば誰も目にすまい。
やれ…愉しは面倒だ。
嗚呼、赤鬼青鬼と鬼ごっこさァ。
[陽光に映らぬ蜘蛛の巣] [色無い琥珀] [隻眼眇め]
咲くを信じて繰り返し刹那遊んで待つも一興さァ。
抱き込む躯も無けりゃ咲く華も咲かぬだろうけどネェ。
酒も桜も舞いも鬼ごっこも何もかも面倒かえ?
祀りの後が寂しけりゃまた祀っちまえば好いじゃないかィ。
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