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『はっ………ぐ………うわあああああッ!』
[遥月の身体を突き上げ、絶頂にまで達した男が、次の瞬間には地獄の苦しみへと叩き落とされる。口許から泡を吹き、男根は赤く爛れ、全身がみるみるうちに青ざめてゆく。]
嗚呼……だから心にわたくしの紅を刻むなと、申しましたのに……
[青ざめた場所はやがてどす黒く染まり、ぶつぶつと黄色い気泡を立てて腐ってゆく。其の様子を眺めながら、遥月は結城紬を着込んでいる。]
貴方……愛しき貴方……
わたくしの紅は、毒の味……。
貴方の精は、わたくしの糧……。
貴方の『愛』は、死への誘い……。
[立ち上がり、土の上で焼け爛れた黒い塊を、遥月は紅の視線でついと見やる。]
……さようなら、貴方。
[それだけ告げると、遥月は微かに下駄を鳴らして其の場を去った……]
[寄り添い] [離れて] [擦違う] [夫婦金魚]
[パシャリ] [水面を叩き] [尾を揺らす出目金達]
夜斗は矢張り賢いネェ。
頼もしいネェ、じゃあまた呑もうかィ。
次は酌もして貰えるらしいから、旨い酒を捜しておくヨゥ。
[開耶の眼差し] [交わる碧] [僅か弧に笑ませ]
無駄は好かぬのに無駄を為すなんざァ本当に難儀だネェ。
嗚呼、五月蝿くしちまって悪かったかィ。
アタシも静かは好きだけど他が在るとついはしゃいじまうのさァ。
[次の華は、の問いかけに、子供のように笑い答え]
よろしいでしょう
刹那を望まれるならそれに相応しい華を。
[そっと蛍火を手に現しふぅと息をかけ。
ふわり浮かぶ蛍火は真理の結い髪へ白い桜の花へと姿を変え]
常盤色と鼈甲によく映えますでしょう。
それこそ、きっと望む望まぬとも直に散り行くもの。
ご希望に添えたでしょうか?
ここに来た理由?
さぁ、そこまでは貴女様でもお話することは…。
しかしここでもお会いした縁でもあり。
必要な時がくれば申し上げましょう。
今は夜斗もこの形(なり)ですが
いざとなれば本性も顕わします故ご心配無用。
好きなだけ食わせてやるのも主人たる仕事ですから。
[名を繰り返す音。
笑う声に視線を其方へ]
さて…我はひとつの香しか持たぬ。
なれど程を操ることは出来ようか。
それで良くばまた何れ。
[懐の内、ひとつ開き、また閉じて]
[香り立つは仄かだろうか。
それとも先の残り香に全て打ち消されてしまうだろうか]
[僅か細まる碧。
すぃと視線はそれから逃れ]
ああ、構いはせぬ。
ひとつふたつなら気にはならん。
何も無きは虚しい。
なれど騒がしは好まぬ。
賽の眼のようにわかんねぇことが沢山だ。
苺飴のためにアラシをださねぇといけねぇんだがなあ。
……ん?
[片目で見た先、見慣れぬ男。
金魚の泳ぐ泉の傍で
碧と赤と、あれは琥珀色]
あいつぁ見たことねぇなあ。
人間混ざってるってことだがさてさて。
狩るか狩られるか。
楽しい鬼ごっこになりそうだぜ。
今は、ひい、ふう、みい……
十一ってとこか。
[ヒトの姿を模って
戻れぬ呪いは11体。]
はぁん、ぞろ目じゃねぇか。
縁起がいいねぇ。
[軽口叩いて高揚感。
危ない橋ほど面白い。]
有難う、今度は何の花かネェ。
この香りは桜かえ?
いっとう好きな花だヨゥ。
水を浴びたら逢いに行くから其の時またみんなに見せびらかせる花もお呉れかえ?
折角似合うンならこっちだけじゃ勿体無いヨゥ。
[ニィと笑み] [司棋] [夜斗] [交互に見]
アタシァ気が短いからネェ。
早く教えて呉れる気になってお呉れヨゥ。
必要な時は来る方が好いのか来ない方が好いのか、其れすら判らぬけれどネェ。
賢い犬は何に化けるのかネェ。
たんと喰わせておやりヨゥ。
[火照った身体は其のままに、微かに下駄を鳴らして歩く。]
妖しの気が、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ……
嗚呼、微かに馴染みのある心地。そして………
[白い指を紅い唇にそっと寄せる。]
……白く輝くあの色は、何処へ……
[微かな胸騒ぎを覚えながら、遥月は妖しの色が揺れる場所へと歩いて行った。]
[鼻先擽る] [微か甘い香り] [逸れる視線]
[弧を描く] [碧は動かず] [開耶を見詰め]
開耶の兄さんは寛大で助かるヨゥ。
無は詰まらないネェ。
されど有の全てが騒がしい訳ではないさァ。
咲き乱れる桜は雄弁なれど静かだヨゥ。
[視線感じてか] [視線は動き] [赤鬼捉え] [ニィと笑む]
水浴びに人払いする前にまた増えちまうかネェ。
其れより先に覗かれちまいそうかィ。
[桜に喜ぶ真理へ...も嬉しそうに笑う。
あどけなさの抜けない顔は少年にも少女にも見えて]
お好きな花でしたか。それはよかった。
皆にも見せるのですか?何か…勿体ないような。
しかし貴女様が望むなら髪挿しましょう。
必要な時とはあとでわかるのでは?
目新しいものが好きなだけですよ、僕は
今は此れだけを。
司棋は…さて、何にといわれましても。
狼は犬に属します、夜斗もそれは変わりませぬよ。
もっとも、狼を顕わす機会など殆どありませんが。
――……カラン。
[下駄の音ひとつ]
おやおや皆様、御揃いで……
[遥月は、紅い唇を緩め微かに笑む。]
常盤の君に、喰児様……
嗚呼、司棋様。御身体の具合はいかがですか?
[そして、琥珀色の男へと紅色の視線を流す。]
……貴方は……?
嗚呼、貴方も妖しの者……?
いいじゃねぇか、
櫻に惹かれて集まっちまうのさ。
それとも見られたら減るのかい?
[真理に向けた言葉はからかい、
ひらりと手を振り地面に降り立つ]
おう、遥月も来たかい。
なかなかどうして面白い事になってんなぁ。
[碧から逸れた琥珀色は。
巡り巡って桜の上]
[樹に合わぬ赤。
否、合うのかもわからぬが]
[伝わる気配は愉しげな。
僅か不快を感じ眼を背け]
…無は寂し。
騒がしは好まぬが何も傍に在らぬも好まぬ。
我が誰ぞの眼に留まるは刹那のみ。
[常盤に返すは僅か掠れた声。
何故かは自身にもわからぬままなのだろうが]
アタシァ嬉しがりなんだヨゥ。
今日の今を飾って呉れる花が無くなるのが惜しかったのさァ。
でも司棋の兄さんが惜しいと言うなら止しとこうかィ。
桜の花は此方でこっそりと楽しむのも好いネェ。
新しいものかえ?
アタシァ移ろいゆく者が好きさァ。
そうだネェ、今は是で我慢しとくヨゥ。
[夜斗へ向ける] [碧は柔らか]
犬でも狼でも夜斗は夜斗さァ。
餓えてないならのんびり過ごすのも好いヨゥ。
[新たな音。
紅いは妙に眼に強く]
…此処に在るは常ならば妖のみ。
愚問と言うべきなのだろうが。
なれど今この時。
我が妖か否かを明らかにする術はなかろう。
後程また別の華を差し上げましょう。
常葉の君ならどんな華でもお似合いでしょうから。
僕も違う華を見せる貴女が好きですよ。
このように人を見るのも新鮮で
他の人妖も見たことなく。
今は何を見ても面白いのですよ。
[夜斗は真理へまた頭をすりつけくぅんと一声]
夜斗も貴女を気に入ってるようですから
何かあれば彼にもご用命を。
[喰児の言葉に、首を傾げる。白い首筋には未だ色濃く残る赤い痕。そっと指を首筋に添え、喰児の双眼に視線を向けた。]
……面白い、事。
如何なる事でございましょうか。
嗚呼、微かに昨晩とは違う色が揺れておりますが……。
[新た下駄の音] [遥月へ] [視線移して] [ニィと笑み]
遥月の兄さんまでおいでかえ?
いよいよもって水浴びは延期だネェ。
[赤鬼] [地に降り立つ] [からかう声]
[薔薇色の唇] [微か尖らせ] [緩くねめつけ]
嗚呼、嗚呼、減っちまうヨゥ。
林檎飴じゃ買えないくらいアタシの肌は高いのさァ。
観られて乱れて桜みたいに散る気はまだ無いヨゥ。
[逸れた琥珀] [掠れ声] [仰ぐ顔見上げ]
今は傍らに騒がしいほど気配だらけさァ。
刹那の今を楽しめど、開耶の兄さんは足りぬかえ?
[さて人かアヤカシか、
明らかにする術はないという。]
ははぁん、そりゃぁそうだ。
それは俺だって同じこったがな。
見分けの術持ちがいるってぇ話は聞いたことがあるが
普通なら出番があるわけもねぇ。
―――が、この状況じゃぁ話は別だぁな。
[片手は腰に、不遜な態度。]
とっとと鬼ごっこを始めようじゃぁねぇか。
祭りの余興、
鬼と鬼ごっこってな。
[遥月が赤鬼に問う。
艶紅をさした眦と、何処か乱れた気配に哂い]
ああ、そうさぁ。
アヤカシを狩る人間が結界の中にいるってぇ話さ。
御狐様曰く、そいつらを血祭りに上げよ、
主様に捧げよってぇ話さ。
[にやり笑いは浮かべたままで]
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