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関わり無くとも御狐様は狩る者を狩れと仰ってたけどネェ。
[如何でも良さそうな口振り] [言う通りに等しないだろう]
そうかィ、そいつァ好かったヨゥ。
詐欺球と一緒にしたら失礼ってもんさァ。
[齧られた苺飴] [最後の一口] [ぱくり]
[薔薇色の唇] [端についた飴舐め] [ぺろり]
素直な喰児はどんなかネェ。
とまれ、気は合いそうかィ。
アタシも旨い酒がありゃどっちでも好いのさァ。
苺飴貢いで呉れるは人間だろうが異形だろうが喰児だヨゥ。
[軽い身のこなし] [少女の声] [食べ終えた苺飴]
[尻餅ついた様子] [見詰めて] [瞬く] [碧の双眸]
是は苺飴さァ、甘くてほんのり酸っぱくて旨いヨゥ。
生憎と食い終わっちまったけどネェ。
青、赤、白、碧、それに黒だ。
[指を折っては色数え
瓢箪呷る黒鬼に]
そう謂うなぃ、
お前も食うかい、苺飴?
買ってきてやるぜ?
[にいと笑って袖摘み]
ネコマタとはわらわのことかいの?
[見上げたまんまで瞬き一つ]
猫であったとは覚えている。
うむ、そして妖とも呼べるであろうそれまで以上の力が備わったとも、わらわは自覚した。
けれども、ネコマタ…ネコマタか…
[困ったように首を傾げて]
何と返事したものか?わらわは自分の事を、ただメイであるとしか知らぬから。
[近付く金色の眼。...は爪を伸ばす代わり、にいっと笑い返して]
よい女か。うん、残る無事な眼でわらわのことを見られなくなっては哀れというもの。
おぬしもそうかのう?
同じアヤカシならば、よしみで見逃してやるぞ。
感謝するがいい。
またそのような顔をする。
[眉根を寄せる蓬髪の男の表情に、不満そうに口を尖らせて、尻をたたきながら立ち上がる]
どうしておぬしのごとき暗ぁく見ゆる者のまわりで、それほど雅に桜が舞うか不思議なもんじゃ。
[しかし簪女がその薔薇色の唇で、見慣れぬ甘い香りを放っていたものを既に食べ終わってしまったと知ると、桜の花弁舞わせる男に負けず劣らず暗ぁい顔を]
そうか…食べてしまったか…残念じゃのう。
成る程、有塵の兄さんは黒鬼かィ。
厭だヨゥ、黒鬼さん。
色事は兎も角アタシァ恋路とは無縁さァ。
惚れた腫れたなんざァ芸者が謂う台詞だヨゥ。
[赤鬼の傍ら] [コロコロコロリ] [軽やかに笑い]
[猫の少女の表情] [眺めて眸] [弧を描き] [ニィと笑む]
メイの姐さんも呪いが解けぬのかえ?
如何やら余り難儀はしてなさそうだけどネェ。
安心おしヨゥ、赤鬼さんが買って呉れるってさァ。
[『買ってきてやるぜ?』の言葉ににべもなく]
いらん。くれるというなら酒をくれ。
飴は女君か、そこな女童(めのわらわ)でも買うてやるが良い。
[カラリ][コロリ] [下駄の音]
[人妖たちの集まりへと足を向け]
――まだ見ぬものがここにもおったか。
[微笑をたたえて近づいて、常葉の少女に視線を送り]
水浴びは存分に出来たかえ?
これ、珍妙め。
珍妙めが、わらわに向かって珍妙と言うたな。
[長い袖を翻しながら、尻をはたいていた手を両方とも体の前面で握りこぶしにして、抗議する]
礼儀を知らぬおまえでも、二度とわらわを珍妙と呼ばぬよう、名を教えてやろう。
[少女は自慢げに胸を突き出し、むっとして握っていた拳を腰にあてがう]
わらわは鳴によって結びつき、次に唯一の明となり、最後に命と呼ばれた者!
おや…。
[しかし口で言ってしまえば同じ“メイ”の発音に過ぎないなぁと、言い切った後で思い至る。
暫しの間の後、少しばつが悪そうに]
…ともかく、メイと呼ぶ事を許そう。
だなあ。
[詐欺球まさにその名の通り今日も誰かが餌食だろうか。]
自分でも素直なんざ想像つかねぇさ。
ああ、気があうねえ、同じ考えだぜ。
正体が何であれ、な。碧は碧なんだろうさあ。
[細めた眼、メイと名乗った子猫に向けて]
メイ、メイかぁ。見た目通りの猫っぽさだなあ。
だが木登りはまだ下手糞みてぇだなあ。
[猫の笑顔が目の前に]
おうおう、そりゃあありがとうよ。
やる気なら喰っちまおうかと思ったぜえ。
[にやっと笑って頭を撫でた]
[カラリコロリ][下駄を鳴らし現われたる]
[微笑む白水に無言で会釈]
[また一口酒を啜り]
[小さな身体で偉そうに抗議を始めた娘を見下ろしながら]
……熱い。
[墨染めの衣の襟を寛げる。]
[蒼白い胸元までが汗ばみ、うっすらと薄紅いろに染まっている。]
[くすり][愉しそうに笑って]
随分と賑やかな女子じゃな。
汝れはメイと申すか。
妾は白水。好きに呼ぶと良い。
[言いながら、歩みを止めずに帯びに手をかけ]
――来て早々で悪いが、妾も水浴びしとうてな。
話があらばまた後程。
[有塵や喰児にも軽く目線を投げて、泉の中に*沈む*]
イチゴアメと言うたか?
[それは間違いなく、先ほど簪の女が食べていたものの名だ。
メイはぱあっと目を輝かせて、袖を摘む緋髪の大きい男を見た]
のうおぬし、もしも余計にひとつそのイチゴアメを持ってきたならば、わらわも食べてやって良いぞ。
どうじゃ、銭や金はあるか?
店主の機嫌を損ねず持って来れるか?
[期待に満ちた瞳も、片目をも前髪の向こうに隠した男の嗤う声にくるり映す者を変えた]
…そうとも、わらわは心が広いのじゃ!
[にっこり笑って。褒められたとばかりに思ってる]
ははは、甘いのはいらねぇかい。
まあ俺も酌み交わす相手がいるんならそっちの方がいいさあ。
猫は苺飴を食うかねえ?
[眼に鮮やかな若葉色、くるくる動く大きな眼。
ふと別の気配がふらり。
水を纏った白い鬼。]
よう、白水。
しかし、おまえのような小妖に礼儀知らずと呼ばるるも業腹ゆえ名乗っておこう。
おれは有塵(うじん)。
薄墨の桜に棲まう桜鬼だ。
[それだけをぼそぼそと言い捨てると、酔眼で瓢箪を立て続けに呷る。]
[そよふく風、揺れる藍髪。舞う白紙。
膝に乗る司棋は未だ起きぬ。
髪を撫ぜていた手は硯に落ちて。
袂はくるり、腕に巻き
さらさらさらり、描くは薄墨の小鳥
紙を摘んで息をかけ はたり、ぼてり、
まあるい雀は司棋の顔に落ちてころころ転がる]
[からからから]
[ひとしきり笑い、雀をつついて浮かべる欠伸。
囀る声を聞きながらそのまま*うつらうつらと*]
[びゅお、と一陣の風が舞う。]
…………………?
[社の裏手で物思いに耽っていた男は、呆気に取られた顔をして、]
妖……?
いえ、これは動物のにおい……
[熱いとつぶやく黒鬼の、
襟に指を引っ掛けて
その色づく肌を覗き見て]
こりゃあ見事な桜色だなあ。
呑みすぎじゃあねえのかい、有塵。
どっかの子犬連れみたいに倒れんなよ?
[白鬼視線で見送って]
水浴びしてみるとかもいいかもなあ。
熱いんなら気持ちがよかろうさぁ。
今夜六博振る時にゃ素直な喰児が拝めるのかネェ。
そゥさ、アタシはアタシだヨゥ。
何時か消える其ン時まで其れだけさァ。
[賑わう縁日] [人型の集まるは目を惹くか]
[帯に差した団扇を取り] [はたり黒鬼仰ぎ] [差し出す]
有塵の兄さんには不要かえ?
気分だけでも涼しくなるヨゥ。
[快活な猫] [猫又と言うより] [寧ろ仔猫か]
そゥだヨゥ、苺飴さァ。
林檎飴もあるからなんなら赤鬼さんに着いてって選ぶと好いヨゥ。
鬼に着いてったら喰われちまうかネェ。
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