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水浴び水浴び謂ってことだし、
やっぱ水辺かねぇ……
っと?
[吹いてきたのは強い風。
はなびら乗せた薄墨の 春の嵐の真ん中の]
有塵かぁ。
おいおい、周りのモン吹っ飛ばすんじゃねぇぞ?
[別段とがめる風でなく、からかい混じりに手を振った。]
未だ未だ遊び足りないヨゥ。
[空の煙管] [墨滲む] [白の袂に仕舞い]
[ひらり] [地に降り] [カラカラコロリ] [人混みへ]
[響く下駄の音] [止まぬ祭囃子に混じる]
おや、喰児に有塵の兄さんじゃないかィ。
鬼ごっこでもしとるんかえ?
[常磐の女君の声聞かば]
…ああ。まめまめしいことを、と思うておれば。
目当てが居ったからか。
[常には硬い光しか宿さぬ]
[乱れ髪より覗く片目に、悪戯ないろが浮かぶ。]
[思い出したように片手の瓢を口元へ。]
[喉を鳴らし][中の酒を]
……もう無いのか。
[呑み干し、手の甲で口を拭うと面白く無さそうに呟く。]
[けぶる桜] [片目に浮かぶ悪戯な気配] [碧は弧を描く]
[小首傾げ] [揺れる常盤色] [薫る白粉と] [紛れる桜色]
有塵の兄さんの契りしお相手は見つかったかえ?
おやまた色事の噂話かィ。
青鬼ァ色乗せたら喰らうと笑ったが赤鬼は色好み何する気かネェ。
おう、碧。
[ひらりと振るは苺飴]
はは、今会ったところさぁ。
有塵は処構わず風を纏うから目立つわなあ。
[悪戯な瞳の黒櫻。
それにはにいと笑み浮かべ]
佳い女だろう?
[あっけらかんと謂ってのけ。]
お前の方こそ酔いが残ってんじゃぁねえのかい?
目元が赤いぜえ、有塵。
[白いかんばせ覗き込む。]
なんでぇ、既に呑んでるってかい。
日の高いうちから呑む酒もまた格別ってなあ。
[有塵の笑いに目を細め]
呑み足りないんならこいつでやるかい?
見つかるように祈願の酒さぁ。
[昨晩真理が押し付けた
酒を満たした瓢箪掲げ
紫煙を吐いたが風に消え]
[振られる紅い飴] [風に揺れる紅い髪]
[カラコロカラリ] [下駄の鼻緒は苺色]
昼間っから酒に賭博たァ本当に道楽だネェ。
今日は勝ったンかえ?
[歩み寄り] [見上げる赤鬼] [佳い女と謂う]
[コロコロコロリ] [軽やかに笑う声] [風に乗り]
そんな風に謂って呉れるなァ喰児くらいさァ。
[耳につく嗤い声] [振り返り] [狂躁を見詰め]
未だかィ、そいつァ難儀だネェ。
ところでお相手は生きておいでかえ?
何処ぞで塵と化してる事もありそうだけどさァ。
[カラコロ足音真理の声
にいと笑って]
賽の目のご機嫌が悪いらしいぜ。
ま、こいつぁちょっとした手土産だ。
昨日は結局振れなかったからなぁ。
[謂いつつ渡す苺飴、常盤色によく映えた。]
謂うのは俺だけなんて
実は冗談じゃぁないのかい?
[くつくつ笑ってからかい混じり。
有塵の笑い風に乗る。]
祈願、か……
待てど来ぬ者を待ち侘びて早千歳。
今更に。
……勿論、彼のおとこは生きては居るまいよ。
だが、魂が憶えて居るのならきっと。
どの様になろうとも。
そう、信じて。
[いよよ嗤いは物狂おしく、]
負けちまったのに土産かえ?
嬉しいヨゥ、態々有難う、喰児。
今宵は皆で振りに往けるかネェ。
[白い手] [受け取る] [苺飴]
[綻ぶ薔薇色] [紅い飴] [寄せ]
喰児の言葉とて冗談か本気か判りゃしないヨゥ。
[弧を描く碧] [上目遣い] [金色覗き]
[ちろり] [紅い舌] [舐める] [紅い苺飴]
しないよりぁいいさ。多少の慰みにもなるしなぁ。
[目細め、有塵を見て 笑い猶も甲高く]
あいつらの時間は短ぇからなぁ。
こういう状況だ、魂が来てんなら
結界の中に閉じ込められちまってるかもしれねぇなあ。
出くわす確率高くなりそうだぜえ。
[笑いは矢張り常のまま、瓢箪呷って酒を呑み
真理の声に頷いて]
気ぃ向いたらまた買ってきてやんよ。
そうさなあ、司棋のやつに振らせてみりゃぁいいか。
万次郎をあんなにした張本人だからなあ。
[くつくつ笑いで 常盤を見下ろし]
俺ぁいつでも真面目だって謂ったろうよ?
琥珀の兄ちゃんにも謂ったがありゃぁ信じてねぇなあ。
おうよ、呑むかい。
そんな風な有塵を見るなんたぁ珍しいねえ。
[からかいの色を滲ませて
眼下の櫻に瓢箪渡す]
顔白いから酔いの紅が映えるじゃねぇか。
遥月あたりが喜びそうだなあ。
[カリリッ] [齧れば広がる] [苺の香り]
[耳につく嗤い声] [見詰め] [ニィと笑み]
其ン魂は輪廻転生繰り返してるンか、喰われて誰かの元にあるンか、お相手は知らぬが忘れっぽい奴じゃないと好いけどネェ。
[カリリッ] [苺飴齧り] [傍らの赤鬼] [見上げ]
気が向くのを楽しみにしとくヨゥ。
万次郎の兄さんも素敵な事になってたネェ。
酒はからっきしでも司棋の兄さんなら勝てそうかィ。
[長い睫毛] [瞬き] [浮かぶ笑み] [艶やか]
偽りも真もアタシァ気にしないけどネェ。
開那の兄さんと違って信じとくヨゥ。
佳いと謂われりゃ嬉しいし佳い女にも成れそうじゃないかァ。
[渡された瓢箪をくいと呷れば]
[口の端より溢れた酒が蒼白い喉元に伝い落ちる。]
[唇を離し、熱い吐息。]
[ますます目許が赤く染まる。]
──匂ひもあへず花ぞ散りける。
……それに、もう遅い。間に合わぬ。
[遠くから聞こえる妖しの者たちのざわめく気配]
おやおや
あそこまで行くのも面倒だ。
[笛を口に当て、
ひょう
と一吹き。そのまま、遠い昔に己の持ち主が自分で奏でた調べを*吹き続ける。*]
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