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あらあら、蘇芳様。お眠りで……お風邪を召したら大変ですよ?
[万次郎がメイに何かを呑ませ、メイは蕩けるように成った。それを見て、たまらず遥月は指摘する。]
あらあら、万次郎様。
可愛い猫を酔わせて、どうするおつもりで?
[メイの言葉に戻る藍色、きょとりとして]
かっかっか。それは失礼申した。
その呑みっぷり子猫と云うには立派なものよ。
しかしまあ、随分と懐かれたことよのう万次。
喰われてしまわぬように酒の加減を考えぬとな。
[司棋が寝こけたまま戻ると、悪戯な色浮かべて月へ]
ほれ、その情の獲物がきたぞ?
司棋も起きねば紅さされようて、確りいたせ。
[しこたま頭を打ち付けて、戻って見ればやや人少な目の宴会会場で増えたものといえば目の前に、黒い見覚えのない人物が酔いつぶれ]
…まだ、呑んでたんですか皆さん…
[呆れ顔で。勿論素面]
[言も聞かずに薄墨の声。
片の瞳が眸の奥に隠るるに、ふると震える薄紅扇]
…其方に何がわかろうか
待ち望める其方に何がわかる
幾度刹那が訪れようと永久は変わることは無い
我が許に二度と空は戻りはせぬ…!
[ぱぁん]
[開かる扇は荒く音上げ、瞬きの間に幻香を散らす]
[幻香は総てを咲かす]
[林の葉も薄墨の白も]
[総てを紅色に染め替えて]
嗚呼 嗚呼
怨めしや……!
[やがて香消え幻消えて。
葉の緑も薄墨の白も戻るるが]
[*琥珀の姿は其処に無い*]
[濃い藍] [細まるのに] [互い違いの双眸] [弧を描く]
茄子の兄さんも想う通りにするが好いさァ。
ただアタシの目玉ァ喰わねば呪いは解けぬから気をつけなヨゥ。
[此方向く赤鬼] [ゆるり首捻り] [揺れる常葉]
[金色覗き] [ちろり] [薔薇色舐める] [紅い舌]
狂い咲き乱れて散るなァもう少し先かネェ。
嗚呼、旨そうさァ。
心配せずともアタシァ腹も喉も丈夫だヨゥ。
謂ったろゥ?
アタシァ優しいのが好いのさァ。
つれなくされると寂しいじゃないかィ。
ふむ?酒の席での余興よ。
潰れているものも居るが、面白いものが見られるやも知れぬぞ。
なにせ、猫であるからなあ……。
どうもなにも、無い。ただただ、面白かろうとな。
[目を弧にして、翡翠の少女を見守り]
ふふっ……
万次郎様もお人が悪い。
ご自分は猫様酔わせて、わたくしに司棋様を手ごめにせよと?
……悪い話ではありませんね。
[屈託の無い笑顔]
〜──!
[開耶の香を直にくらい、卒倒しそうなほどむせ返り]
げほっ、ちょ、何をいきなり…げほげほっ
[涙眼で、それでも消える開耶に首かしげ]
鬼ごっこも始まっておるしのぅ――
触れられるのも今のうち、とはよく言ったもの。
[くすり][くすくす] [返す笑みは悪戯で]
此れは――妾が映した水鏡なのであろう。
見覚えがある姿じゃ。何故この姿なのかはわからぬが。
[彷徨う視線][思案の瞳]
この姿か否かは汝れ次第じゃな。
妾の姿に嘘はつけぬゆえ――見たくないものを見る可能性もある。
[落ちた花びら視線を落とし]
[一拍の間] [拾いあげればそっと握り]
まあ、良い。詰まらぬ話をした。
[うっすら笑んで][まだまだ賑わう酒の宴に目を細め]
[握った花を袖から出した水の珠にすぅと入れれば]
[内なる流れにたゆたうゆるやかな彩りとなりて]
これも縁なのじゃろう。汝れにやろう。
濡れてはおらん。大丈夫じゃ。
[くすりと笑めば][珠を置き]
[カラリ][コロリ] [*歩き出す*]
おう、お犬様とご帰還かい?
縁も酣ってやつさぁ。
[司棋と夜斗を見て、
ひらりと大きな掌振って
続く琥珀の声色に]
なんだいなんだい?
琥珀の―――
[謂うが早いか紅幻香、全てを紅に染め上げて
くらくらするほど満開だ。
全てが消えた其の後に琥珀の姿は見当たらず]
ああ、逆鱗に触れたってかあ。
永く生きてるとどうもこうも。
ないねえ。
[落ちかかった緋色の髪が疵の面に帳を下ろす]
司棋の兄さんお帰りィ、夜斗もお疲れさんだネェ。
[声かけ] [琥珀の君] [声荒げるに] [顔を向け]
[咲き乱れる] [潤む碧] [揺れる蛍火] [ひらりひらり]
嗚呼、嗚呼。
[ひらり] [はらり] [番傘擦り抜ける薄紅] [辺り染め]
[長い睫毛震え] [やがて辺りは元通り] [ゆるり首振り] [揺れる常葉]
………ん?
つまり開耶様は、有塵様の契り人では無いと……
………!?
[開耶の扇、香る幻惑……心地良い紅に包まれ、遥月はくすりと笑った。]
嗚呼、美しい。美しい。
愉快で御座いますねぇ。
青鬼も、月の君も何を云い出すやら。
[肩すくめ、瓢箪最後の一口を味わって喉へ流し]
…このような小娘に喰われるつもりは無い。
ましてや、小娘酔わせて何をしようとも考えては居らぬよ。
[酒精の余裕か、つらつらと述べ]
月の君が司棋を手篭めにしようがしまいが、我は関知せぬしな。
青鬼はどうだか知らぬが……。
[青鬼見遣り、ふわと舞う香とともに現れた司棋をちらり]
呪い呪われ、
なんだい随分艶のある死合いの話じゃねぇか。
[頬杖ついて笑みのまま]
先かぁ、そいじゃあ待つとするかねえ。
其れも楽しみさ。
丈夫かい、そんなら安心だ。
心配しなくても俺ぁ優しいぜぇ?
佳い女にゃ特になあ。
[何やら話しが見えぬまま。残された幻香にまた当てられて。
少し頬に紅が差し]
うん…。青司様が手を出されるとしたら…白水様かとお見受けしておりましたが…違なんだ…?
[くすりと悪戯に笑いながら]
戻ってきたら来たでいきなり香が直撃で…
酔いそうですよ、まったく。
少し夢見が悪く、起きてしまいましたよ
[くつくつ笑い]
[意味ありげに、司棋に微笑んだ。]
手篭め……は、ふふっ。
大人になれば分かりますよ?それまで御待ち下さいな。或いは、わたくしが教えて差し上げましょうか?
……それより司棋様、顔色が悪いですよ?
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