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そう――実情は物語のようなわけにもいかぬ。
[誰のどの言葉に対してか、浮かべた笑みはそのままに。
青司の様子を一瞬じぃと見つめれば司棋へと視線を移し薄く笑む。]
鬼に攫われぬよう、注意することじゃ。
[裏手に消える司棋に、くすくす笑ってかける声。]
さてねぇ。
面白い物語になるやもしれねぇぞ?
[白水の言葉にそう返し
杯幾度も空にして。
鬼は鬼と謂われても、言葉にふむと眼を細め]
ははは、そりゃぁ碧のいう通りだなや。
俺は俺かぃ、
そいつぁ何か嬉しいねぇ。
[続いた言葉は青司のもので
ふふ、と杯口につけ]
俺の行い次第ねぇ。
そいつぁ助けてもらえそうにねぇや。
[視線はゆるり、常葉の女へと向けられる]
かっかっか。
林檎飴を強請る姿に泣く子も黙るか。
呑み比べに自信があるようだが、己はさほど呑みはせぬ。
黙らせるなら青鬼の代わりに赤鬼なぞどうかのう。なぁ赤鬼さんや。
[喰を見遣れば、頷く万次に]
語りなぞ所詮人の夢物語。
己は己のままに返答した次第よ。
減らなければ万次は誑かすか。
まことに左様。アヤカシとはそのようなものだな。
かっかっか。己も酔いが回ったか。
[差し出された杯に酒を注ぎ足せば]
我らは輪廻の外を廻っておるでな。
時にヒトの生の回転を早めたり、見守ったり――。
[つられるように左腕へと視線を遣り]
汝れの其の腕は、惹かれたゆえに失ったものかえ?
妾が過ごした歳月も、永く長くながく――。
汝れと話しておると、桜が咲くのが待ち遠しゅうなってきた。
儚きものに想いを寄せるならば、桜が良かろう。
―社の裏手―
[井戸の水を瓢箪に汲みながら、遥月は何かを思い出したように呟いた。]
ふふ……。わたくしにも、あの様な時分がございましたねぇ……。御酒ひとくちで天と地が逆さに返り、ふらふらゆらゆらとした心地になって……。
そして、あの人の………
嗚呼、今となっては、全てが只の美しい記憶……
[瓢箪いっぱいになった水を持ち、妖達が酒宴を開く場所へと歩みを進める。微かに下駄を鳴らして歩くと、そこには…]
……おやおや、司棋様。
こんな寒い所でお眠りになられましては、お風邪を召しますよ……
[足の向かう先を変え、眠っている司棋へと向かう。]
いいや、我にしては気の利いた呼び名が出た物だと思い。
赤鬼…、其方は彼奴…。
青鬼がヒトを脅かしにゆけば嬉しさで泣くのか?
[揶揄まじりに喰児に問うてみる。話題の青鬼はというと]
ヒトはヒトのいいように物語を造る。
我らの意思なぞ無視してな。
……ふ、酒に呑まれぬよう気をつける事だ。
そんな事では、我でも其方を誑かすことは容易いだろうよ。
交わらん方がいいのかもしれんが
喰わねば生きていけねぇ。
時には気まぐれに手を差し伸べる。
それは其々物語だぁな。
そう、鬼にもヒトにもな。
[刀を見つめる万次郎、
其の様子を眺めつつ]
そうだな、アヤカシの性だぁな。
交わると不幸、
だが交わらんとどうにもならねぇ。
なかなか面白いことだぜ。
ほおう、気位がね。
苦労するねぇ、其の分愛着もあらぁな。
[優しげな視線と刀に杯傾け]
[桜の幹] [寄りかかり] [少し離れて] [酒宴眺め]
[くぃ] [片手で瓢箪傾け] [煽る命の水] [喉を滑る]
[風に乗り] [酒宴の賑わい] [届く声] [赤鬼の声]
おや、嘘でも冗談でも嬉しいネェ。
宝もンなら大事にしてお呉れヨゥ。
[幹に頬寄せ] [寄り添って] [愛しい者を抱く様に]
[小首傾げ] [ニィと笑み] [薫る桜色は木か碧鬼か]
アタシが喰うは美味しそうな奴だけさァ。
こう見えてもグルメなんだよゥ?
[幹に背を預け] [また酒を一口]
嬉しいンなら好かったヨゥ。
でもきっとそいつァ当然の事さァ、みんな忘れちまうのかもネェ。
人の物語に関われば不幸になるか。
[万次の言葉を耳にして
くつくつくつ。瞼を伏せて肩を揺らす]
違いない。
[うっすらと開けられた藍の瞳、常葉の女を見る]
物の怪使いが荒い事で。
良いさ良いだろう。今宵こそは賽の目を揃えてみせようか。
二人にこうも強請られては早々に片付けた方が良かろうなぁ。
もうひと口ばかり酒を飲んだら行ってこよう。
[降参だとばかりにゆるりと頭を振る。
杯に口をつけ笑む喰へと]
なぁに実の所、己の気分次第だ。
気が向けば行いなぞ関係なく勝手にするだろうよ。
[喰児の言葉にくすくす笑い]
鬼の教本になるやもしれん。
なれば主人公は矢張り赤鬼か――。
[常盤の少女までもが鬼と成れば]
色鬼ならば、妾も白い鬼と成りえよう。
さて、個性を出すには何を成せば喜ばれるじゃろう?
[くすり][くすくす] [いたづらな思いに耽り]
[木陰で眠る司棋の傍らに座り、その顔を覗き込む。]
司棋様……司棋様。
こんな場所で眠られましては、御身体に障りますよ。
お水は……嗚呼。
目が覚めてからでも、よろしいでしょうね…。
[誰にとも無く宙を見つめ]
ヒトの立場で半端にあれらに関わるなという事だ。
あやかしはあやかしでしかない。
その事を肝に命ずるべきだ。
我には面白いなどと思えんな…。
ヒトはヒト、我は我。それ以上でも以下でもなく。
さすれば、ヒトらも可笑しな幻想など持つまいよ…。
[すく、と立ち上がり、袴を整えて社に視線を遣る]
[遠く往く者] [惚と眺め] [白い頬] [仄か桜色に染まる]
酔っちまったかネェ。
嗚呼、嗚呼、酔っちまったヨゥ。
[呟いて] [一人] [コロコロコロリ] [忍び笑い]
[青鬼の言葉] [顔を向け] [ニィと笑むも] [何処か蕩け]
安心おしヨゥ、アタシも酔っ払いさァ。
呑んで酔えなきゃ勿体無いヨゥ。
鬼共を酒で潰す時はお酌に専念しないとネェ。
[遠く] [藍の眼差し] [受け止め] [瞬く碧]
おや、往って呉れるかえ?
茄子の兄さんは優しいネェ。
面白そうだ、往くなら覗きに着いて行こうかィ。
社をねぐらにさせてもらう。
この姿では…半端にヒトに関わる訳にいかぬからな。
[勝手に言い捨てて、輪を離れると社へ向かう。
背には薄く黒い霧が憑いてなびき]
[カランコロ カランコロ カラン殺 カランコロ
その後ろ姿は社の影に*消えた*]
青鬼が脅かしに行ったら泣くかって?
いいやぁ、俺も混ぜろと飛んで行くねぇ。
[万次郎に笑って謂って]
[櫻の傍に佇んだ真理の方へと顔を向け]
大事にするさぁ、
「俺」が消えるまで持って行くぜ?
[己が胸を指差して
矢張り何処か読めぬ眼で]
グルメかぃ、
そりゃぁ選ばれたヤツぁ光栄だねぇ。
[ひらりひとひら酒に花]
忘れちまうとしても
忘れるまでは憶えておくさ。
そいつが俺の信条でね。
[杯に三度注がれる酒]
ほぅ…見守るとは白も物好きだ。
一体長い歳月で何を想うたものか。
この腕は惹かれたゆえか本能ゆえか、
己の本懐のままに過ごした痕よ。
[かっかっか。杯を傾け飲み干し咥える]
左様左様。想うのならば桜が良い。
あればかりは墨絵では届かぬ。赤を交えてなおも届かぬわ。
[咥えた杯、口元で赤く揺れ。万次へと目を細める]
ふはは、己を誑かすと云うか。面白い物の怪よ。
さりとて呑まれ過ぎては誑かし返すのも難儀だろうて、
せいぜい気をつけておこうかの。
白水の姐さんは白水の姐さんで在れば好いじゃないかえ?
其れ以上に何を望む必要があるものかィ。
あれやこれやと贅沢言い出す莫迦共が居たら、普段静かな白水の姐さんが一喝すりゃ黙るだろうさァ。
[コロコロコロリ] [軽やかに笑い] [酒煽り]
[万次郎へと顔向け] [ゆるり瞬く] [静かな碧]
人は人なら妖は妖さァ。
兄さんが兄さんなら人間一人々々も個々があるヨゥ。
[万次郎の呟きに、そちらへ振り向くことはせず]
――我らはヒトとは違うとは言え、
気まぐれに手なぞ差し伸べたりすることがあるゆえに
ヒトは幻想を抱くのじゃろう。
[笑みは絶やさず] [瞳は余所余所しく]
手を差し出すことは、
ヒトにとってもあやかしにとっても毒だということじゃ。
ほんに、関わらずにおれたら一番よかろうに。
結局は"難しい"となろうかの。
鬼の教本か、
はは、柄じゃねぇがなぁ。
白鬼、白鬼か。
そうさなぁ、
水遊びでおどかすってぇのはどうだい?
水は時に凶器にもなるしなぁ。
[冗談めかして続ける言葉、
赤白碧それに青。
鬼が鬼と名乗りつつ、鬼ごっこをする珍妙さ]
違うから興味があるんだがねぇ。
結局喰らっちまうんだがな。
関わるならとことんまでってな。
まぁ気づいたときには手遅れとも謂うがねぇ。
[ふふふと含みのある笑い。
去り往く背中に手を振った]
ああ、また呑もうじゃねぇか万次郎。
いずれ剣を見せてくれよ。
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