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[他の者と問われても、カルメ焼きと冷やし飴を買った夜店の店主はいずれも人だったので
誰にも、といって頭を振る。]
そういえば、青鬼殿か?あの御仁が混じり物が何とか言っていたけれど
……人もこの中に?
まあ、今宵は酒宴もある。
蘇芳が立ち寄るのなら、
他の者の名を問う事くらいは出来ようさ。
我は、しばし下を見てくる故…。
また酒宴にて相見えようぞ。
櫻闇…。
[ぽつと虚空に呟く単語。そのまま緋色の少女に背を向けて
夜店の賑わいの方向へ*姿を消した*]
[万次郎の後姿に軽く手を振ると、司棋と名乗った金銀妖瞳の青年とその連れの犬に]
そういえば、ちょっと驚かせすぎたようだね。悪かったよ。
[ふふっと笑うと]
音と風はまぁ同じようなものなんだろうさ。起こる筈のない石の中に風を起こす。
無理な事をさせたからああなっちまったのさ。
[と、問われたわけでもないのに、種明かしをした。]
[神域に群がる有象無象の怪を]
[見ておらぬのに観ている目で睨みつつ]
[そぞろ歩く。]
[交わされる声も耳には届かず]
[しかれども聴こえてはいる。]
皆去んで仕舞えば良いものを……。
[ぞろり、ぞろり。]
[はらり、はらり。]
[蘇芳の言葉にやんわりと笑いかけ]
いや、こちらこそ悪かったね。
その笛、ちゃんと演奏すれば普通の音も出るんでしょう?
是非今日の宴会で聞かせては頂けないだろうか?
先程の彼も言っていたとおり、夜には皆集まりますよ。
[笛で風を起すと聞き]
風…成程。ではその風に乗れば僕の犬…夜斗ももっと早く飛べるだろうか
[夜斗の頭を撫ぜながら]
[異形の群のただなかで独り人型を保っていて]
[そのことを意に介した様子は無い。]
[呪詛じみた呟きを桜の花弁と共に撒き散らし]
[如何な場所であろうとも己の足の向くままに突っ切っていく。]
[……其処に店があろうと、怪が群れていようと。]
[怪の方とても、道を開け遠巻きにするのみで]
[関わろうとさえしない。]
[宴があると聞き、飲み物に冷やし飴はあるのだろうか、と首を傾げつつ]
他の皆にも会えるなら混ぜてもらいたいな。
[犬の名が夜斗であると聞き]
へえ、夜斗とやらは、天駆けるのか。たいしたものだねえ。
まぁ、風に乗って、というのはやめたほうがよいかもしれない。
下手をすると大変なことになってしまうよ。
[夜斗を眺める少女にまた穏やかに笑いかけ]
うん。夜斗は風に乗る。風も夜斗が好きだし夜斗もそう。風を頼りにするものには危害は加えませんよ。
[少年らしい笑顔で話しかけていると先程の眩暈と昼の香の酔いも手伝い、少し疲れがでたのか、足元がふらつき]
失礼、少し気分が…。
また、後で会いましょう。
直に戻るから。申し訳ない。
[よろりと夜斗に乗り、そのまま風のように駆け抜け。
社の近くまで移動すると]
…音といい、香といい…
[暫く青い顔をして昨日寝こけていた木にもたれかかっていたけどもそのまま、ずるずると根元までしゃがみこみ*転寝*]
[司棋を乗せて走る夜斗を見送ると]
なるほど、早いな。あれなら風の力なんか要らないな、うん。
[一人ごちると、座り込んで、カルメ焼きと冷やし飴に*取り掛かった*]
[びょうびょう、]
[桜を揺らし風が吹く。]
[散らされた、花。]
[墨の衣の傍へと吹き散らかされた花弁は]
[ひゅるうりひゅるる]
[弧を描き][巻き上がり]
[白き旋風となりて]
[屋台の前、賭博の席でヒトにまぎれてその様子を眺め]
ふむ。面白そうな。ちんちろりんとやらだな?
それならば我も仕組みは解っておるぞ。
ひとつ、掛けてみようか―――。
店主、勝負を。
[しゃがみ込む。相手の振るサイコロを待って]
ふふ。店主、運が悪いな。三か。
では我も振らせてもらうとしよう。どれ、サイコロを。
[手の中で数度転がしてから―如何様はせず―器にちりん
サイコロを落とした]
む。目無しか…三度振る事が出来るのだったな?
あと二度…見ておれよ、店主。
[器の中の賽を拾い、手の中で転がし手首を利かせて]
[振った賽子の目は{3}{5}{5}]
……どうだ?
ははは。見たか、店主。我の目は五。
我の運が良かっただけの事、気に病むない。
さて、何を頂けるのだ。
[渡されたのは、賽子三つと酒の入った瓢箪。
肩を竦め]
馬鹿にされているようだ、が。まあいい。頂こう。
また、勝負に来よう。今度は役を出すぞ?ふふ。
[瓢箪肩に担ぎ、賽は杯と同じ場所へしまい込み]
酒宴でも試してみるか…。
[墨染めの男の周りに何ものも寄せ付けぬと]
[辺りを打ち払うように][花の嵐。]
[幟はバタバタと耳障りにはためき]
[露店のうちのいくつかは品物などを吹き飛ばされ]
[中にはころころと地の転がる小兵の怪さえ。]
[他の客からの歓声も気にせずその場を立ち去る]
[目に入るは、赤、黄、蒼、様々な色の奔流。
先程の闇の気配は未だどこかにあるようで
それでも、珍しいモノを見るように夜店を一通り巡り歩き]
[カランコロ カランコロ 狩らん 殺 カランコロ]
[言のような足音を立てて、社近辺へ向かう。誰か居るだろうと]
[──ふ。]
[風は突如としてぴたりと止み、]
[はらり、はらり。]
[舞い上がった花弁が降り頻るなか、]
[怪どもが無言で顔を見合わせ]
[或いは何事かを含んだ眼差しで凝視する中を、]
[ぞろり、ぞろり。]
[先刻と寸分も変わらぬ冷たい面でまた]
[桜いろの闇をまといて歩み去る。]
[びょうと吹き抜ける風。袂を煽られ物の怪と識る]
櫻闇……。また現れたか。
名だけは聞いておかねばならぬ、な…。
[呟き。ようやく辿り着いた社前。櫻の気の根元に潰れる司棋には呆れたような笑み]
これで、物の怪だというのだから…不思議よの。
[次の瞬間には表情を消し、まっすぐに立ったまま
張った声で呼びかける]
風の元よ。櫻闇よ。姿を見せろ。
そして、名を名乗れ。
我は万次郎。
[その場で刀を抜く事も厭わない姿勢は伝わるだろう]
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