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誰に遊んで貰おうかィ。
夜斗は誰と遊ぶンかネェ。
[呟き] [下駄の音] [カラコロカラリ] [何処へと]
そう言や茄子の兄さんは一人で戻ったが司棋の兄さんは無事かネェ。
遥月の兄さん辺りに見つかってなきゃ*良いけどさァ。*
―回想―
[宴のあと。ざわめきを抜け出して独りくらい林の中へ。
取り出したるは、掌におさまる程の珠―――。]
[夜明けの一瞬。空がひととき茜に染まる。
茜を映した珠は きろり きろり と光を含み
茜と蒼とをいったり きたり]
彼の者がヒトか否か、我に告げよ。
名は――――遥月――――…。
[きろり きろり
目玉のように色を変え。夜明けの茜が消えると澄んだ蒼に落ち着いた]
[澄んだ蒼に落ち着いた珠見つめ、ふうと一息]
…彼の者はヒトにあらず…か。
[珠を懐深くしまい込み、夜が空け切った空を見上げた。
纏いかけた黒の霧を振り払うように踵返し
ふぅわり
狩らんコロ カランコロ カラン殺...
下駄の音響かせどこぞへと]
―今朝方の出来事―
―夕闇迫る現在―
[今朝方よりすっかりしんとなった出店界隈。
注意深く歩を進めていれば、石畳に血痕赤黒く]
人死にか?
『へえ、なんでも林檎飴屋の……が、酷くやられたそうで…』
詳しく知っている者は。
[眼光鋭く言及すると、相手は首振り、手振りそそくさと行ってしまう。眉をしかめて、下駄の歯を血痕に押しあて
がり、り
見つめても状況判らずじまい。
興が削がれたかふらり来た道を戻る]
然様か。なよやかななりをして勇ましいことよ。
では……
[軽く地を蹴り、花嵐と共に宙へ。]
[見る間に高く]
[己が宿る薄墨桜、その咲き誇る白き花群にどっかと腰下ろし]
[眼下の血闘眺めつつ、瓢の酒をぐびりぐびり。]
……ふふ。喰児よ、お株を奪われたな。
これは負けて居れぬぞ。精々励め。
[無責任な声援を飛ばす。]
[カランコロ カラン殺...
来た道戻る最中、周囲から剣呑な雰囲気を感じ取り
出店の通りを離れた所で足を止め]
其方等も、"鬼ごっこ"か。
生憎、我は鬼ごっこに付き合う気分ではない……と云っても通じぬか。雑鬼どもめ。
[わらわら。囲む気配に柄へ手を遣る
狩らん殺...一歩動いては下駄を放り 狩らん、コロ]
火影、垂氷。
腹は膨れぬだろうが、降り掛かる火の粉を払除けるつもりで動いておくれ。頼むぞ?
[くつくつ。嗤いながらすらりと片刃を抜いた]
[白緑の柄を握り
――チャリ―
構えたのは瞬き一つ分。
ゆぅらり、黒の霧をうすらまとって、垂氷を振るえば]
『――ギャ―――…!』
『ググ―グ…』
[くぐもった悲鳴とともに刃は緋に染まり
囲んでいた輪が崩れ、崩れてちりぢりに。
負け惜しみか、遠方から礫を投げる小鬼もいたが]
煩い、消えろ。
[濃くなる黒い霧に礫は吸い込まれ消えたとか]
[蠢く気配を見送るとともに薄らぐ黒い霧。
明るくなった周囲を見渡し、緩慢に下駄拾い]
…よう動いてくれたな、垂氷。
次は火影、其方の番よ。
いつまでもへそを曲げておらず、たまには動いておくれ。
[刃を振るい、緋を落とすと鞘に納める。チャリン…
収められたままだった片方は、キチキチ、カタカタと鳴り
何らかの意思を示しているのか]
さぁて、今宵の酒宴はどうなるやら。
[嗤い声は止まない。拾い上げた下駄を片手に提げ
ぺたりぺたりと*社へ向かう*]
[瓢をまた傾けるも]
……もう無いのか。詰まらぬ。
[逆さに振っても一滴だに口中には落ちてこぬ。]
また次を、と言うて下はそれどころではない、か。
やれやれ面倒臭い。
[と、眠たげに眼を閉じ]
[ゆぅらり身体を揺らして、幹に凭れ掛かる。]
[暫し泉を常葉に貸して] [付近をふらふらさまよい歩く]
[衣に付いた小さな紅は] [微かな匂いを出しただろうか]
事前にわかる手立てがあらば悩みを抱えず済むものを。
[くすり][くすくす] [緋色の目]
[右の頬には瞳と同じ紅い線――]
[カラリ][コロリ] [夜店の通り]
結界のせいか――。
[空を見つめてぽつりと一言]
[周囲の目つきも気にすることなく]
[カラリ][コロリ] [下駄を鳴らして]
[難儀難儀と呟きながら][己が棲家へ*帰るのだろう*]
終わったら呼んでくれ。
おれは一眠りする。
[修羅の巷と化した下界に、場違いに穏やかな声を掛けて]
[そのまま*夢の続きへ。*]
[ふと目を開ける。どうやら昨日はいつの間にか眠ってしまっていたようだ。
切れ切れに覚えているのは舞や歌声。]
酒を飲んだわけでもないのになぁ。
……なんというか、いよいよわっぱ呼ばわりされても仕方ない気がしてきたな。困った困った。
[肩をすくめ、立ち上がる。少々空腹ではある。]
[そういえば、昨日は万次郎にもらった苺飴しか口にしてなかったことに気づく。]
林檎飴は結構大きかったな。でも、食べ余すのはいやだし。
……誰かと半分こできたらいいけれど、誰かいるのかな。
[露天のほうに足を向けるが、なにやら気配が妙なことに気づき]
?商売をしてる風情ではないなぁ、どうしたんだろう?
[首をひねりつつ、それでも露天のほうへ]
[地面には、喰児が撒き散らした緋色と、遥月が作り上げた黒の海が広がっている。ざわめく妖しの渦の直中で、精を吸い取った遥月の肌は、いつもより艶やかな白い色をしていた。]
ふっ……ふふふ……
いけませんよ、皆様……
これでは修羅場か宴か分かりませぬ。
[着物をはだけ、上半身を露にした遥月は、くつくつと笑った。胸にこびりついた、誰のものとも分からぬ精を指先で掬い、紅が延び拡げられた唇でぺろりと舐める。]
[歩むうち目に飛び込んできたのは、妖しの者どもの血みどろの地獄絵図。
拳ほどの石礫が飛んでくる。指を唇に当て
──ひゅっ──
己が指を笛にして一吹き。砕け散る石礫。
月の君、と呼ばれていた青年に気づくと]
どういうことです?
[と問う。赤鬼、青鬼の姿も目に捉えてはいたが、声はかけられそうにない。]
嗚呼、山吹様。ごきげんうるわしゅう。
ご覧の通り、ヒトの姿の呪いが解けぬわたくし達が責めを受けているということで……。
[絹のように白い肌に汗が滲み、胸の蝶が呼吸に合わせて翅を動かす。状況が飲めないと言わんばかりの山吹の娘に視線を送った。]
……と言いますのも、昨晩こちらの林檎飴売りのご主人が殺されましてね。どうやらそれが、妖しではなくヒト……我ら妖しを狩らんとする人間の仕業のようなのですよ。
それで、ヒトの姿をしたわたくし達に嫌疑が掛けられて、皆様に憎まれているという始末……。
ふっ、ははははは
どうだい、有塵。お株は奪い返せただろう?
遥月もやるがねぇ。くはははははッ
[血に酔う赤鬼、手を朱に染めて]
他愛もねぇ。
他愛もねぇなあ。
酒の肴にゃ丁度よかったかい、黒櫻。
しっかし、すっかり着物が衣替えだなあ。
[血肉を千切る白い歯は刃物のように鮮やかだ。
ぽいと放るは蒼白手首。
着衣は染まって煉瓦色。
ふと見た先には蘇芳色]
おうおう、迷子の嬢ちゃんか。
なぁに、ただの鬼ごっこさ。
[月の君の説明を聞く間にも、あやかし達の襲撃は続く]
……林檎飴は食べそびれたか。
[場違いな感慨をもらすと、辺りを見回す。]
……社ということは、ここに生えてる樹にはそれなりに霊験があると思ってよさそうだなぁ。
御神木はまずいだろうけど。
[言うと、懐から笛を取り出し
──キ ィィィィ ン──
悲鳴のような音とともに、御神木らしき大木のそばの若木が
──バチッ──
と音をあげて砕け散る。周囲のあやかしどもは欠片が当たると同時に掻き消えてしまう。社に向け、神妙な顔をして]
すみません、きりがなさそうだったんで。もしかすると、もう2〜3本ほど。
[と頭を下げた]
いいええ。ありがとうございます。山吹様。
それにしても、鮮やかな技でございますねぇ。素晴らしい笛の音で。埒が明かぬ故、そろそろ飽きて来たころなのですよ。
[にこりと微笑み、ぱちぱちと拍手。]
嗚呼、確かに林檎飴は食べられませんねぇ。まだ食べたことが無かったので、わたくしは少々心残りです。
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