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[問いかけるは万次郎、
にいと笑って遥月が 去った方角ちらり見た]
先客が居るからなあ。
昨日なぁ相棒だったからちょっかいかけに行ったがね。
今日は大人しくしとくさあ。
相棒との約束もあるしねえ。
今から行こうかと。
先程まで、少し捜し物をしておりましたゆえ。
[遥月の尋常でない物言いに、嘘を混ぜ]
白水様から頂いた水の球、なくしてしまっておりましたから捜していたのですが。
[青鬼見送り一言投げ遣る]
青鬼も喰らうか。
やれ、三匹で取り合いにならぬよう一筆したためるか…。
[常葉の姿見れば、すぃと眼を細め]
何ぞ狩ってきた?
雑鬼にしては、血の香が濃いな。数を狩ってもそうはなるまい。
酒の香も薄れる程よな。
[ゆらゆら 蝶のハネと碧とどちらを見ればよいのか]
先に手を出したのは彼奴らじゃ――
しかしどうにも足場が悪いのぅ……妾が手でもひいてやろうか。
[差し出した手][薄い笑み]
[青司が出せば手をとって出さぬもほとりで手をつなぐ]
汝れの視る幻が如何なるものかはわからんゆえ――
転んで溶けでもせんように、此処でこうしてみててやる。
[数珠のある手で其の傷ついた手を掴み]
[右手はちゃぷり――泉につけて]
覚悟はいいかえ?
[煌く緋色は真っ直ぐに藍を見つめる]
………では、その血は。
[風に煽られ、前髪が遥月の片目を隠す。紅の視線でじっと見据えて、司棋を捕らえて放さぬように――]
水珠ごときで、そのような血は浴びますまい……
何処へ狩りにでも往かれましたか……?
成る程ネェ。
[番傘くるうり] [赤鬼の傍ら膝着き] [瓢箪煽り]
[約束賭けたと謂う] [ニィと笑み] [白い指零れた酒拭い]
嗚呼、そいつァ面白いネェ。
勝った方をアタシが喰らうンかィ。
茄子の兄さんの頭ァ残るかネェ。
眺めに往きたいが見物は門前払いされるかえ?
[眼を細める万次郎] [血の香と謂う] [瞬くに揺らめく蝶]
ちょいと仔猫を一匹ネェ。
童の心臓喰ろうたら、蝶の我慢が効かなくなってさァ。
[血の香に、藍の目弧を描き。
けれど差し出す白の手を取れば
藍は緩み、瞬いてから微かに俯き笑う]
[手を繋がれたまま泉のほとり
水の香。ゆらり。波紋に揺れる]
――よかろう。
[緋色見詰めて、時を待ちゆると瞼下ろす]
[童の心臓、聞いた話。
仔猫の魂、それは初耳で]
……仔猫、とは。メイ……ではないな?
[きつく、睨めつけるがごと常葉を見据え
静かな動作で、酒の満ちた盃を地に置いた。
気配を察した双刀は
ちりちり
カタカタ
それはそれは愉しげにうたう、うたう]
……夜斗様は夜斗様。
貴方様と命を共にすれども、夜斗様「だけ」でそのような姿にはなりますまいて。
見え透いた嘘はお止め下さいな。本当のことを言いなさい!
貴方様は、本当はヒト……狩人なのでしょう!?
万次郎様の「目」が、司棋様を狩人だと告げました。万次郎様の言葉を鵜呑みにすることはできませぬが、しかし手掛かりにはなりましょう!
さあ……お答えなさい。
場合によっては………
[化粧の道具箱に掛けた風呂敷をそっと外し…]
司棋様……貴方を、喰らいます。
[毒紅の器を取り出した。]
[藍を見る目は穏やかに]
[自分もゆるりと瞼を伏せて]
[繋いだ手と手をきゅっと握れば]
[言葉を紡ぎ、目をあける]
妾の目を――奥まで覗け
[藍と視線が会えば同時に]
[緋色の奥は水のように透き通り]
[奥に波紋が拡がれば]
[魂は幻影にとらわれよう――]
なかなか面白いだろお?
青鬼赤鬼の本気が見れるぜえ。
[くつくつ笑いでからかうように]
手ぇさえ出さなきゃ
見ようと見られまいと俺ぁかまやしねぇさあ。
相棒はどう答えるかねえ。
ん、相棒の頭が必要かい?
そんならちぃと気をつけるとしようかねえ。
ああ、手加減しねぇように気をつけねえとなあ。
[芳しいのは血の香り。]
仔猫たああのちいせぇのの事かあ?
蝶か。
血ぃ吸ったら綺麗だろうなあ。
心の臓が効いたんなら結構なことさあ。
そういや琥珀のは何処いったあ?
なんだかんだで来てたろう。
[手をつき肩越し振り返り
眇めて見るのは夜の闇]
酒でも見繕ってる……にしちゃぁ遅ぇなあ。
食らう……やもしれませぬ。
[びゅお、とひとつ風が吹く。紅の器を司棋の顔目掛けて投げつけ、遥月は高く飛んだ。
月明りに照らされ黒く映る影は、司棋の背後を取らんとす。]
[見据える強き視線] [受け止める] [互い違いの双眸]
[うたう双刀] [ちらと見遣り] [酒煽り] [ニィと笑み]
他に猫ァ見かけてないヨゥ。
鬼ごっこが始まったから混ぜて貰ったのさァ。
[くつくつと] [赤鬼笑う] [見詰め浮かぶ] [三日月の笑み]
本気が見れると好いネェ。
誰も彼も本気と謂いながら刹那に遊ぶにゃ全然足りてないのさァ。
其ンじゃ茄子の兄さんに一言断ってお邪魔しようかィ。
別に無くたって片目腐れるだけだヨゥ。
茄子の兄さん負けるンなら冥土の土産に呉れてやっても好いさァ。
詰まらない事なンざァ忘れて刹那を楽しみなヨゥ。
こン子は魂しか喰わないが紅ァい紅ァい血の中で舞うのさァ。
心の臓のお陰で楽しい鬼ごっこも出来たヨゥ。
[唐突に顔に紅を投げられ一瞬ひるむも、飛び掛らんとした夜斗を制し。
遥月へ背後を取られたが、何も抵抗をせず]
貴方なら、かまいませんよ。
僕とて望んで狩るものになった訳でもあるまいに。
[落ち着いたように言葉を紡ぐ。
然し顔は青ざめ、わからぬほど小さく、震えては痛けれども]
[振り返った首戻し
碧の微笑み見てにやり]
刹那に足りねぇ、足りねえ、
もういいかい、まあだだよ、だ。
そろそろ満ちねぇと鬼ごっこで捕まった奴らが増えて来ちまったからねえ。
そうしてくれや。
碧の眼が腐れ落ちんのは勿体ねえなあ。
まあ、残ったら残ったとき。
残らなけりゃ残ったときさ。
紅い血かあ。紅の蝶はさぞいい色してるんだろうねぇ。
そいつぁ佳かった。愉しいのが一番さあ。
[がし…と音を立て、首を絞めんと司棋の首に腕を回す。]
……お覚悟が出来て居るようで。その意気や、よろしゅう御座います。
しかして、わたくしの食らい方と申しますれば、貴方様のそれとは違い……わたくしが欲しますのは血肉では御座いませぬ。
[首に絡めた両腕を解き、司棋の目を塞ぎながら彼の顔を後ろに向かせ、唇に触れる寸前の所で語る。]
わたくしは……貴方様の中に眠る慾を、捕らえて食らう妖し……
[紅を眺める藍は穏やかに、奥を映して幻揺れる]
[桜咲く山の奥。
古びたあばら家、縁側に。
鳴くウグイス、暁覚えず昼下がり。
転がる畳に散る花びらの影落ちる。
茅葺屋根に新緑芽吹く。
向日葵咲いた落ちる夕日に影絵のように。
蝉鳴く鳴く、夏の夕暮れ。
紅葉そまる秋の山
赤い実つつく小鳥の姿。
紅葉眺める下駄の下
さくりと鳴った。霜降り始める朝
しんしんと雪積もる庭。
夜更けてもほの明るいままに
音は消えうせ、誰も彼も眠る冬の夜。
墨下ろして、静かに静かに春を待つ]
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