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赤鬼を追うかい、碧鬼?
それぁ面白れぇ、
本気で逃げないと捕まっちまいそうだ。
追って追われて、悪くねぇ。
[笑いを含んで言葉を紡ぐ。]
櫻の樹の満開の下はくらくらしちまうな。
掻っ攫ってイカレそうな気分になるぜ。
其れも悪くはねぇが、
せいぜい気をつけるさあ。
[金色細めて真理を見る、
さくら、さくら霞か雲か。]
ええ。
[琥珀色の男に、ゆるりと視線を流す。]
……しかして、琥珀の方。
わたくし、貴方と相見えるのは初めてかと存じます。
わたくしの名は、遥月。
遥かなる月、と書きまして、「はづき」と申します。
……以後、御見知り置きを。
[男が差し出した扇からは、仄かに香。遥月は唇に指をあて、己の指先を舌でちろりと舐める。]
遥月の兄さんが気にせずともこンだけ人が居たらアタシが厭だヨゥ。
水浴びは延期さァ。
[パシャリ] [水面叩き] [揺れる湖面] [夫婦金魚]
[寄り添い] [離れて] [擦違い] [また寄り添うか]
御狐様の結界で魂すら祀りに留まるかも知れないネェ。
主様は人の魂も妖の魂も喰ろうてしまうお心算かえ?
[金魚追いかけ] [碧の端] [映る扇]
[長い睫毛] [ゆるり] [瞬き] [金魚を眺め]
真にどれほどの価値があるのかえ?
開耶の兄さんは誰を追うか追われるか、鬼ごっこの始まりかえ?
嗚呼、恐い、怖い、強いネェ。
[ゆぅるり。
留まらぬ視線は常盤へと]
…面倒は好まぬ。
我は静かの許に在りたいだけだ。
刹那の賑わいは永久の寂寥。
永久が永くばそれは募る。
[くつり、零れる嗤い声]
募る想いは狂わせる。
嗚呼、我は狂っているのだろうよ。
[笑む隻眼に閉じた扇は向けられて]
さて、それは何を意味するか?
其方はどうにも騒がしが好きなようだ。
我とは相容れぬようだが。
[司棋が俯く姿を見て気掛かりな色を浮かべるも、『大丈夫』と宥める彼の言葉を聞き、目を細める。]
左様でございますか……。
ならば、これから御酒は控え目に。お気をつけ下さいませね。
[そして、常盤の娘に微笑んだ。]
……嗚呼、そうでしたか。
わたくしは見られても気にしない質なので、気がつきませんでした……。
これはたいへん失礼致しました。
以後、覚えておくことに致しましょう……。
主様はヒトの魂もアヤカシの魂も喰らうつもりか、か。
アヤカシの魂は美味いのかねぇ。
[くくくと笑って謂う言葉、
愉快そうに肩揺らす。
扇を向けられ腕組みをして]
さぁて、何だろうね。
琥珀の兄さんはお祭り騒ぎは好かねぇかい。
一杯呑んでみりゃぁ悪くねぇと思えるかもしれねぇぞ?
俺ぁ騒がしい方が好みでなぁ。
永久も刹那も紙一重さ。
愉しまなきゃ損ってな。
[ずいと身体を前のめり、
琥珀の男を覗き込む]
さァて、如何しようネェ?
摑まえて喰ろうてしまおうかえ?
けれど茄子の兄さんは六博打つにゃ運が足りないみたいだし、喰児が居ないと林檎飴にありつけなくなっちまうヨゥ。
[碧の眼差し] [未だ咲ききらぬ] [桜仰ぎ] [睫毛震わせ]
[金色の双眸] [向き直るも] [碧は幾らか] [夢見心地か]
いかれちまうにゃ未だ早いヨゥ。
酒を酌して呉れるってェ謂ってたじゃないかえ?
猪口も探して来たんだからネェ。
[開耶へと顔を向け] [小首を傾げ] [瞬く様] [あどけなく]
開耶の兄さんは寂しいのかえ?
先の先の先まで考え寂しくなるより、今を楽しむのも悪く無いヨゥ。
手始めに今宵は一献、開耶の兄さんも皆と共に酒でも如何かえ?
遥月。
…どうやら覚えおく必要が在りそうだ。
我は開耶。
其方が覚えおくかは任せよう。
[返る扇は開かれぬまま。
その隙から甘い香を漂わせるのみ]
虚言は好まぬ。それだけのこと。
さて、誰を追うか。追うは面倒だ。
追われれば逃げるのみ。
しかして…其処の赤は人も妖も気にはせぬ気がするが。
[常盤に返し、示すは隻眼]
[視線を向ければ隻眼は先程より近く]
杯も飽きた。
刹那の内は呑みたくなくとも呑まされる。
我には刹那と永久は異なり過ぎる。
愉しむ気にもならぬ。
[扇は隻眼を遮るように。
開きはせぬまま押し戻す素振り]
御酒を飲んで、目を塞がれ、頼り無きまま鬼ごっこ……まるで芸者遊びの様ですねぇ。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ……」
さても、鬼はどなたで、逃げるは何処……?
[開耶の懐から出た扇の香りにまた眩暈を覚えながらも]
昼は鬼ごっこを、夜はまた飲み明かす。
一体どんな道楽なのでしょうね。
…命がかかっていることを除けば。
アタシも人か鬼かが問題じゃなく、アタシが好きか嫌いかさァ。
一緒に酒を呑めるンなら人も鬼もなく楽しいじゃないかィ。
追われれば敵と見做すも矢張り人も鬼も関わり無いネェ。
誰も追わぬと謂うのなら開耶の兄さんはアタシの敵じゃないヨゥ。
其ンだけ判れば充分さァ。
[扇より漂う甘い香り] [混じる白粉の香りもまた甘いか]
芸者遊びたァ中々に洒落てるネェ。
所詮は刹那の時なれば命を賭けて道楽三昧も好いのかネェ。
[常盤の問い。瞬いて]
…さて。
そうなのやもしれぬ。違うのやもしれぬ。
ただ虚しきが積もるのみ。
刹那の楽しみと後の虚無。
繰り返しばかりでもう飽きた。
…気が向けば相伴させていただこう。
[風に揺れる常盤色
薔薇色唇ふぅわり動き
それに金色細めて答え]
そう謂ってやるなぃ、
青鬼も今日にはアラシやもしれねぇぞ?
青鬼赤鬼揃やぁ強ぇさ。
また林檎飴を食わせてやるぜ。
[まだまだ早い、
謂われて笑い]
探して来てくれたのかい、
そいつぁ嬉しいねえ。
安心しな、酌み交わすまでは消えねぇさぁ。
開耶……様。
その香と共に、覚えておきましょう。
よろしくお願い致します。
[開耶ににこりと微笑み、もう一度指先を唇に。]
……ふぅ。
そうですねえ、司棋様。
妖しと人間の御座敷遊び……それだけならばまだしも。
つれないねぇ、
琥珀の兄さん。
今は今しかないんだぜぇ?
[扇をぱちんと指で弾いた。
ごくごく軽くからかう様に
笑いはにやりと浮かべたままで]
芸者遊び、
ははは、謂いえてらぁ。
命が掛かってるからこその道楽だぜぇ。
虚しい虚しいと呟いてもきっと明日も虚しいヨゥ。
静かを捜すが開那の兄さんが楽しむ為なら好いけどネェ。
飽く程に呑んだ後かえ?
そンなら皆で酒の肴に芸でも見せ合うのは如何かえ?
近くきっと開那の兄さんの気が向いて一緒に呑めるヨゥ。
[そんな気がする] [そう謂って] [コロコロ軽やかに笑い]
[細まる金色] [倣い眇める碧] [またコロコロコロリ笑い]
そうだネェ、今日もまた楽しみにしておこうかィ。
赤鬼と青鬼から一つずつ林檎飴と苺飴を貰えるかネェ。
[笑う赤鬼] [ニィと笑み] [見詰める碧] [柔らか]
アタシァ今しか判らないからネェ。
消えちまわないうちにまた酒を呑みたいヨゥ。
好きか嫌いか。
判り易いは嫌いではない。
追われねば我も刃は向けまいよ。
追われて向けるも面倒だが。
[揺らぐ扇はただ香を散らす。
幻を生み出さぬそれは仄かだろうが]
[隻眼に弾かれれば司棋の様子に気付き。
するり扇は懐の内]
我には所詮、意味無きものよ。
全ては我を放って通り過ぎる。
[隻眼に言うはそれだけ。続く言葉は聞き流し]
[遥月より繰り返される己が名。
唇に指先を当てるを見、僅かな目礼]
虚しいことしか知らぬなら何ゆえそれが虚しいとわかるのでしょうか…。
虚しくない時を知ってこそが虚しさを知る術でありましょうに。
こな方々は皆随分と楽しまれていたご様子、是非に一献、酌み交わされても損はありますまいよ。
虚しさと騒々しさ、どちらを取られるかは開耶様が決めること。
[常盤の言。司棋の言。
ゆぅるり、息は零れ落ち]
刹那の愉しきが虚しさを募らせる。
なれば愉しきを忘れれば虚しさも忘れられよう。
[琥珀の瞳は目蓋の奥へ]
今は未だ、我の刹那は未だ遠い。
刹那が来れば嫌でも呑む。
芸などと言われようが、我が出来るは唯ひとつ。
酔う者も在る故にあまり遣りたくはないのだが。
[返す言。
既にその場に在ることが決まっているかのようだが。
全ては無意識の内、気付きもせず]
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