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すでに遅いわ。
[放っておけと云う開耶にしれっと返す]
何が何も見れば判るというに。
…ふむ、それなら拾いに行こうか。さてはて何処の枝だったかのう。
白、少々開耶のこの顔なんとかしておけ。気を抜くと笑うてしまいそうじゃ。かっかっか。
[云い終わらぬ内に、
からから笑いながら浴衣探しにふらりと*離れる*]
[答えた声に薄く笑み]
そうじゃな――喰児ならば気にはならんが
汝れがそんな形をしているは意外じゃから目に留まっただけのこと。
とはいえ、汝れらしさとやらが判るほどには付き合いも永うないが。
――何ぞあったかの?
[ぽつりと言って] [答えを求めるつもりはなく]
酒か。今宵もまた――酒宴かの。
酔える身ならばあやかりたいものよ。
[許可得るでもなくついていく]
[離れる藍を目で送り]
[開耶の顔に視線を這わせ]
――何とかしろと言ってものう。
[言いつつ左手を右の袖に這わせればしっとり濡れて
衣を気にした風もなく、すいとそのまま拭い始めて]
衣は青司が持ってくるなら、妾は此れを拭うだけじゃ。
[拭う手は優しく][遊びで汚れた子供を洗う親のよう]
[離るる青司を見遣り、つぃと唇撫で]
…やれ、どれ程に歪んでおるのやら。
[血舐めたときについた紅。
綺麗な形とは思いもせぬが]
[伸ばさる白水の袖が拭うのに、最早抗うも飽きたか息を吐き]
意外か。
確かに我もこれ程に濡れるは初めてやもな。
礫避けるに飽いただけよ。
[琥珀閉じて歩み止め]
皆酔うてばかりだろう。
薄墨も寝ては呑むを繰り返しておろうにな。
[唯拭わるるに任せるか]
[抗いもせず拭われるのに][もらした笑みは穏やかか]
避けるに飽いたか――其れも良かろう。
[閉じた琥珀をゆるりと見つめ]
そうじゃな――
酔うて刹那を愉しんで夜毎に其れを繰り返す。
[拭い終われば袖下ろし][染まった色を気にもせず]
その後妙に寂しゅうなるのは酔えぬからかと思うてな。
[くるうり] [紅い番傘] [ぽたあり] [今宵も紅い雨降らし]
[木にかかる衣] [小首を傾げ] [カラコロ歩み寄り] [眺める]
なンぞ、如何言う忘れもンかえ?
[拭うが終われば目蓋開け]
[不意に浮かぶは哀しき微笑]
…だから我は刹那は要らぬのだ。
[言之葉それきり再び歩み出し。
妖疎らな夜店道。
昨夜に比べまた減りて。
それでも残る瓢箪酒屋]
さて…幾つ買おうか。
皆が持ち寄るならば然程要らぬか。
さて、どこぞの露店の裏だった気がしたが。
[カラコロカラコロ、枝探してぶらり歩く。
見覚え在る所見つければ、先客常葉の女か]
己の忘れものじゃ。
[ぶんどって捨てたとは云わず、カラコロ枝に歩み寄る]
[ゆるり首捻り] [番傘越し覗く隻眼] [青鬼見て] [ニィと笑む]
嗚呼、あン時の浴衣かィ。
何処で手に入れたンだかネェ。
[哀しき微笑は波紋を描き]
[ざわりと内なる水騒ぎ]
刹那は要らぬか――汝れも矢張り迷子かの。
[何の例えか][並んで歩み瓢箪酒屋]
――無くなれば買い足すものもおろうて。
気の向く範囲でいいじゃろう。
さぁてなぁ。
[返す気さらさら無いように、くるり浴衣丸めて抱える。
紅滴る番傘眺め、碧の隻眼覗く。
弧の笑み浮かべて、囁く声は戯れる童のように]
黒猫まだか?
着替えるんじゃないンかえ?
[藍に覗かれ] [問い掛けの言の葉] [隻眼眇め] [ニィと笑む]
未だ未だ足りぬ、未だ足りぬ、アタシも足りぬが茄子の兄さんの本気も足りぬってネェ。
今の兄さんにゃ黒猫描いて貰う気にゃなれないヨゥ。
[迷子の言も聞き流し]
[紅無き口許手を当てて]
やれ…難しな。
全く限りが判らぬわ。
…店主。
酒をふたつ貰えるか。
[人の姿に様子変わらぬ店主。
客は変わらぬかそれとも虚勢か]
[代金渡して瓢箪受けて]
さて…青司は戻らぬか。
先に向かうても大丈夫だろうか。
妾も酔わぬゆえ、加減はさっぱりじゃな。
水があれば、それでいい。
[瓢箪買う様眺めつつ]
[煉瓦の衣に呟くは]
青司が戻らぬなら、其れも洗うてやろうか。
乾かすことは出来まいが。
[くすり笑って][いつものように]
歩んでおればどこぞで出くわすか社で会えよう。
どうせ目的地は変わらぬのじゃから。
[くるり][廻って] [カラコロゆっくり歩み出す]
用途は己が着るのみに在らずなり。
[笑む常葉。藍の目弧解けじろりと]
お前さんはまだまだ足りぬか。
――なれど己の本気、己より他に判りはせぬわ。
気が乗らぬなら唯そう云えば良い。
今度は誰が濡れたんだかネェ。
[解ける弧] [見据え] [薔薇色は] [三日月]
なンだィ好い面ァすンじゃないかィ。
其ンじゃあそうしとこうかネェ。
気が乗らぬとは謂わないが本気にゃ足りないだけさァ。
みっつ過ぎればおっ月さンも拝めぬ身、其ンでも好けりゃ相手になるヨゥ。
[己は酔わぬわけではないが]
…同感だ。
[かつり触れ合い瓢箪鳴る]
さて、どちらでも構わぬが。
なれどこのままおけば皆が問うか。
…やれ、それも面倒だ。
戻れども戻らねども後で洗うてもらえぬか。
[下駄音と共に宴場に。
血の跡黒く地に沁みて]
……やれ、確かに我は地色だな。
[呟き小さく地に落ちて。
隣の白水に届かぬだろう]
[するり、興が失せたか藍の目逸らし]
さてはてお前さんが紅塗ったか、遊んだ相手よのう。
期限はあと三つか。お前さんが本気にならぬまま過ぎれば己は盲の手引いて、また怒らせれば良いのかのう?
[くるり踵返して、カラコロリ闇に紛れて何処へ向かうか]
はよう本気に成れ。
[静かな呟き残して消える]
嗚呼、開那の兄さんかィ。
アタシァ怒りなンぞで本気にゃ成らぬ、手を引けと頼む心算も無いヨゥ。
[呟き聴き] [浮かべる表情] [見る者無く]
一日中鬼ごっこの事ばかり考えてるさァ。
近く咲き乱れ本気に成れるかもネェ。
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